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47.封印 〜貴方side〜 ページ47

ヴォルフが目を覚ましたのを確認してから、私はそっと部屋を出て皆がいる所から遠く遠くに足を進める。


くそっ…


ヴォルフを助けるとはいえ、九尾の封印を緩めた上に両眼を使ってしまった。


……まずい。


早く封印し直さないと…


だが、封印し直すのには痛みも伴うから声が聞こえない場所までいかないと。


重い足取りで雪の中歩くももつれて転ぶ。


九尾『馬鹿だな。じいさん1人救うのに危険を犯すなんて』


黙れ…黙れ!


九尾『人間なんて皆同じだろう?あいつらが違うくたって、お前は俺を封印してる時点でバケモノなんだ。あいつらとは違う』


うるさい!


九尾『身体貸してくれれば全てを壊してやるぞ?』


お前に身体は重ねない!


絶対に。


ロー達を殺すぐらいなら死んでやる!


お前とともに!!


そう意気込むも重い身体は動かず、雪にうつ伏せになったまま、どうしようか考える。


「いっそうのこと、このまま…」


そう呟いた瞬間


ロー「A!」


ロー達が走ってくるのが見える


ロー「お前、また無茶したのか!」


雪の中から起こされる。


ベポ「その姿…」


九尾の封印が緩んでいる関係だろう。


きっと尻尾と耳があるはず。


それに目もきっと…。


ロー「お前、もしかして封印と関係してるのか!?」


「!?何でそれを…」


ロー「悪い。前にコラさんと話してる時、聞いちまった」


あの時か…


そう思った時、ズキンっと頭が痛くなる。


時間がない…


「悪いが、封印し直すから俺が暴れないよう止めててくれるか?」


ロー達にそう聞く。


シャチ「手足抑えればいいのか?」


「あぁ」


私達の周りを結界で貼る。


ペンギン「すげェ」


興奮するようにそう言うペンギン


「……行くぞ」


ロー「あぁ」


ローが手をギュッと握る。


私は目を閉じ、九尾の元へ行く。


九尾『………』


大人しく牢にいる。


前もだったが、どう言う風の吹き回しだ?


九尾『お前にとってあいつらはなんだ?』


急にそう質問される。


私は笑って


「大切な人達だ」


迷わずそう言い切り、封印に手を伸ばす。


無事封印し直せた。


「身体が重い…」


ロー「たくっ、無茶ばかりするからだろ!」


ローにおんぶされながら家へ向かう。


「…次はあいつの力借りなくてもいいように強くなる」


ロー「じゃ…俺もお前に並ぶぐらい強くなる!」


シャチ「俺達だって強くなるぞ!」


「ふっ、アハハ」


5人で笑い合いながら家に帰る。

48.成長 〜ローside〜→←46.全身を血で塗らすじいさん 〜続き〜



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シルビー(プロフ) - 後から正式に入ります!更新頑張りますので宜しくお願いします。 (8月10日 16時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 夢主ちゃんはハートの海賊団に正式に入りますか?トラファルガーローオチ頑張って下さい(๑•̀ㅂ•́)و✧待ってます。 (8月10日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - 1回主人公だけ離れますが、また会えるような流れになってます。 (8月10日 13時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - トラファルガーローと夢主ちゃんは離れて欲しくないです。ずっとトラファルガーローで傍で居て欲しいです。お願い出来ますか🥺 (8月10日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - 分かりました。ローオチで頑張ります! (8月6日 23時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シルビー | 作成日時:2023年8月3日 22時

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