36.俺達の関係 〜ローside〜 ページ36
俺とA、ベポは同じ部屋で寝る。
俺とAはベッドに(本人は下で寝ると言っていたが無視した)、ベポは床に布団を敷いて寝る。
ベポ「なぁ、どうしてローさんとAさんは、こんなに親切にしてくれるんだ？」
灯りを消して暫く経つと、小さな声で尋ねてきた。
「ただの気まぐれだ」
とだけ答えたらベポは納得したのか寝息を立て始める。
俺は、ヴォルフからの好意に、ベポを助けてしまった自分に戸惑っている。
やっぱりもう一度他人を信じてみたいと思っているらしい。
そんな風に考えられるようになったのは、まぎれもなくコラさんとAのおかげだ。
あの人が自分の命を対価にしてまで、俺を救おうと必死になってくれた。
俺が再び他人を信じれるようにそばに寄り添ってくれるA。
……俺にとって2人はなんだろう
血の繋がりはない
一緒にいた時間だって長いわけじゃない。
それでも俺とコラさんはたしかに家族だった。
言葉にしなくても伝わるくらいの"愛してる"がそこにはあった。
じゃァ、Aとの関係はなんだろう。
兄弟？
友達？
……分からない。
コラさんと同様、俺達の間にも言葉にしなくても伝わるくらいの"愛してる"はある。
それが家族としてなのか、友情としてなのか、それとも違う"愛してる"なのかは分からない。
ガラクタ屋やクマと暮らしているうちに、あいつらを"愛してる"と思うようになるのかな。
「A」
A「んぅ？」
Aの方に寝返りして、名前を呼ぶ。
眠そうに目をこする姿を見て、愛しく思うのは確かに"愛してる"証拠なんだろう。
「……これから忙しくなるな」
A「ふっ。そうだな」
2人で手を握りあって寝る。
ずっとそばにある体温。
もうそれが当たり前になってきている。
俺が他人を信じれるようになって、気持ちに余裕が出来たらお前の話を聞きたい。
コラさんと話しているのを聞いて、Aも辛い思いをしてきた事を知ってるから。
お互い痛みを分かち合えたら
この関係にも名前がつくのだろうか。
そう考えながら眠りにつく。
37.手術 〜貴方side〜→←35.白クマと少年二人組 〜続き〜
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シルビー(プロフ) - 後から正式に入ります！更新頑張りますので宜しくお願いします。 (8月10日 16時) (
レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 夢主ちゃんはハートの海賊団に正式に入りますか？トラファルガーローオチ頑張って下さい(๑•̀ㅂ•́)و✧待ってます。 (8月10日 14時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - １回主人公だけ離れますが、また会えるような流れになってます。 (8月10日 13時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - トラファルガーローと夢主ちゃんは離れて欲しくないです。ずっとトラファルガーローで傍で居て欲しいです。お願い出来ますか🥺 (8月10日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
シルビー(プロフ) - 分かりました。ローオチで頑張ります！ (8月6日 23時) (レス) id: a00a4b5272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルビー | 作成日時：2023年8月3日 22時
