男だと思っていたあいつは、実は女だった件について【ワンピース】

13.風呂場での出来事 〜続き〜 ページ13

風呂場にて


「……タオルするのか？」


腹部〜大腿部にタオルを巻いて入ってくるAにそう言う。


A「………」


それに俺の方も見ないし


「……やっぱり俺のA「だから違うって！」…」


俺の方を向いてそう否定する。


やたらと腹部を隠すのが気になりじりじりと近づく。


「えい！」


タオルを下にズラす。


A「！？」


Aが慌ててタオルを抑えるも腹部は見える。


そして勢いがついていたため、そのまま床の上に倒れる。


A「いってぇな」


頭を摩るA


「……ごめん」


そう謝るもタオルがズレて見えるようになった腹部に釘付けになる。


A「……あんま見んな。変だから」


手で目を隠してそう呟く。


腹部には模様が刻まれていた。


「いや…この模様綺麗だ」


そう言って模様をなぞると


A「ばっ！な、なぞるな///」


真っ赤な顔をして腹部を隠す。


「いいじゃんか〜減るもんじゃねぇし」


A「こっちが色々減るわ！」


俺を押しながら起き上がる。


その勢いで水色の髪が揺れる。


「……」


綺麗な髪に手を伸ばし触る。


A「！？」


「綺麗な…髪だな」


そう微笑んで言うと


A「褒めたって何も出ないぞ///」


耳まで赤くしてそっぽ向くが、俺が髪を触っても手を振り払わず触らしてくれる。


「……結局腰は隠すのか」


沢山髪を触った後、Aはタオルを腰に巻き直している。


A「……お前はもう少し気にした方がいいぞ」


眉間にシワを寄せてそう言う。


そうして背中を洗い合いながら仲良く風呂に入って出る。


友達ってこんな感じかな。


髪を乾かしながら風呂場での出来事を思い出す。


心がポカポカするのを感じながら眠りについた。

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