5.モーニングコール ページ6
貴女side
「この………………がさ……………だ……ね?」
「…………じゃん………………おこ………ない……………」
頭の靄が少しずつ薄くなっていく
「(……………あれ、誰の声?
お父さん達…………じゃないよね??)」
夢と現実の狭間でそんなことを考える
「…しもーし………………おき…………ね(笑)」
少しずつ光がまぶたの裏に入り込む
「Aちゃ〜ん、君が最後だよ〜」
「(!?!?!?)」
耳にゾワゾワと虫が這う様な感覚がはしる
パッ、と目を開けるとそこには………
「にゃはっ、起きた〜、おはよ」
銀髪に色鮮やかなメッシュが入った男の人と
「ミナト、驚いちゃってるよ
おはよう、大丈夫?」
綺麗なミルクティーベージュの髪の毛の男の人がいた
「…………えっ、は???」
寝起きにこんな近くに人の顔があることなんて経験したことがない
しかも、それがイケメンの類いに入る人の顔だ………
頭の中が困惑で埋め尽くされていく
「Aちゃ〜ん?ありゃ?固まってる」
私の前で手をヒラヒラとさせるメッシュさん
そんなことお構い無しに私は頭を高速で回転させる
「(え、なんで男の人二人に囲まれてるの………?
えっ、なんで?
しかも、ミルクティーベージュの人、メッシュさんの事をミナトって呼んでたよね??
えっ、………もしかして!?)」
「第3王子のッ………」
ひとつの可能性が口から漏れだす
男の人二人は少しキョトンとしたあとに、目を合わせ笑い始めた
「にゃはは〜、今気づいたの?
そーだよー、第3王子のミナトやで〜」
「あははッッ、気づいてないことなんてあるんだ(笑)
あ、僕は第4王子のカナエだよ」
「えっ、あっ、存じ上げておりま……す?」
唐突な自己紹介が始まったから変な言葉で返してしまった
それを聞いてまた笑い始める二人
しばらくすると、
「それじゃあ、そろそろ行こっか」
と、私に話しかけてくるカナエ様
「あ〜、確かに、早く帰してあげないとやしね〜」
そう言いながら私の手をつかむミナト様
「じゃ、Aちゃん着いておいで」
私はそのまま二人に引っ張られるようにして歩き始めた
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▼たばすこ(プロフ) - りこさん» コメントありがとうございます!ほんと、だいぶサボってしまって…💦それでも、楽しんでいただけている様で嬉しいです♪続き楽しみししててください✨ (8月16日 8時) (レス) id: f2cd75fafc (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!今回もとても面白かったです!続きが気になる… (8月16日 1時) (レス) id: 4b515fd3d3 (このIDを非表示/違反報告)
▼たばすこ(プロフ) - なこさん» ご感想ありがとうございます!返信が遅くなってしまって申し訳ないです…💦最近全然更新が出来ていませんが、ちゃんと更新しようと思っているのでこれからも見てもらえると嬉しいです♪ (8月1日 19時) (レス) id: f2cd75fafc (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 続きがめちゃくちゃ気になります、!すごく面白いです!無理せず更新頑張ってください。楽しみにしてます❤︎ (6月4日 15時) (レス) @page10 id: ae14be8da4 (このIDを非表示/違反報告)
▼たばすこ(プロフ) - ひかりさん» コメントありがとうございます!私もこの設定と夢主様の性格気に入ってて!楽しんでもらえてて嬉しいです!更新がんばりますね (5月12日 21時) (レス) id: f2cd75fafc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:▼げきからたばば | 作成日時:2023年5月7日 19時