検索窓
今日:20 hit、昨日:23 hit、合計:2,849 hit

3 ページ4

お二人はそのまま話をなさっていた。



いくさの話の途中に、他愛のない話も混ざっていたり。



そんな蘭丸さまの後ろで控えていると、ふと殿が思い付いたように言った。



信長「そうだ蘭丸、先日の不動のことだが」



蘭丸「はい、いかがなさいましたか?」



信長「せっかくAもいることだし、会わせてやるのはどうだ?」



蘭丸「…!それは、とても良い案ですね。流石殿です」



信長「まだまだ話し足りないしな。二振りで遊んでおいてもらおうか」



そう殿がおっしゃって、こちらを向いた。



信長「A、木春菊の間に行け。お前に会わせたいやつがいる」



『おれに…?』



信長「あぁ、そうだ。すぐ向かわせるから、少し待っていろ」



『はい、分かりました』



殿と蘭丸さまに見送られ、目的の木春菊の間へ。



障子を開け、丁度置いてあった座布団に腰を下ろす。



すると、廊下から足音が聞こえた。



かたりと障子が開けられたそこには深い紫色の髪を一つに括った、綺麗な瞳の少年が立っていた。








木春菊
英名:マーガレット
花言葉:恋の予言

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たまみさん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。