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お二人はそのまま話をなさっていた。
いくさの話の途中に、他愛のない話も混ざっていたり。
そんな蘭丸さまの後ろで控えていると、ふと殿が思い付いたように言った。
信長「そうだ蘭丸、先日の不動のことだが」
蘭丸「はい、いかがなさいましたか?」
信長「せっかくAもいることだし、会わせてやるのはどうだ?」
蘭丸「…!それは、とても良い案ですね。流石殿です」
信長「まだまだ話し足りないしな。二振りで遊んでおいてもらおうか」
そう殿がおっしゃって、こちらを向いた。
信長「A、木春菊の間に行け。お前に会わせたいやつがいる」
『おれに…?』
信長「あぁ、そうだ。すぐ向かわせるから、少し待っていろ」
『はい、分かりました』
殿と蘭丸さまに見送られ、目的の木春菊の間へ。
障子を開け、丁度置いてあった座布団に腰を下ろす。
すると、廊下から足音が聞こえた。
かたりと障子が開けられたそこには深い紫色の髪を一つに括った、綺麗な瞳の少年が立っていた。
木春菊
英名:マーガレット
花言葉:恋の予言
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