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No side
ここはとある本丸。今日も刀剣たちが楽しく過ごしている。
薬研「よっ、A。おはようさん」
片手をあげてフランクに挨拶をしたのは、薬研藤四郎。
『薬研、おはよう』
そんな薬研に笑って挨拶を返したのは、科代(しなしろ)A。
どちらもこの本丸の刀剣男士である。
薬研「…お、不動じゃねぇか。おはよう」
二振りの近くを、ある刀が通り過ぎた。それは、不動行光だった。
『ゆきちゃん、…おはよう、』
Aは彼をゆきちゃん、と呼ぶ。Aが“昔”、不動につけたあだ名。
不動「あぁ…?その呼び方、やめろって言ったろ」
だが、それを使っていたのは昔の話。今はこうして嫌がられている。
『…ぁ…う、ん…ごめんね、』
薬研「…A、行くぞ」
『ぁ、やげ……』
Aは薬研に手を引かれ、不動の前から去って行った。
不動「……あー、くそっ…」
廊下に、服の裾をきつく握りしめる音が小さく聞こえた。
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