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ここはとある本丸。今日も刀剣たちが楽しく過ごしている。



薬研「よっ、A。おはようさん」



片手をあげてフランクに挨拶をしたのは、薬研藤四郎。



『薬研、おはよう』



そんな薬研に笑って挨拶を返したのは、科代(しなしろ)A。



どちらもこの本丸の刀剣男士である。



薬研「…お、不動じゃねぇか。おはよう」



二振りの近くを、ある刀が通り過ぎた。それは、不動行光だった。




『ゆきちゃん、…おはよう、』



Aは彼をゆきちゃん、と呼ぶ。Aが“昔”、不動につけたあだ名。



不動「あぁ…?その呼び方、やめろって言ったろ」



だが、それを使っていたのは昔の話。今はこうして嫌がられている。



『…ぁ…う、ん…ごめんね、』



薬研「…A、行くぞ」



『ぁ、やげ……』



Aは薬研に手を引かれ、不動の前から去って行った。












不動「……あー、くそっ…」



廊下に、服の裾をきつく握りしめる音が小さく聞こえた。

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作者名:たまみさん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月2日 23時

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