雨模様(リューヌ様リクエスト)ー織田作之助by月詞 ページ37
<夢主side>
『織田作の馬鹿!もう知らないから』
そう叫んで部屋から飛び出す。建物の階段を一段飛ばしで駆け下りる。後ろから織田作の呼び止める声が聞こえるけど無視する。
外は土砂降りの雨。でも気にしない。あの場に居る位なら。
え?なんで怒ってるのかって?
織田作が悪いんだよ?織田作は優しいのが善い所だけど他の女の人にあんなに密着して銃の扱い方を教えてるなんて!あの人だって満更でも無さそうな顔してさ。
狡い、じゃん。
服はもうびしょ濡れ。寒くなってきた。
「見つけた。風邪引くぞ?」
『織田作…私怒ってるんだからね』
「其れは判っているが…何故だ?」
ほら。私ばっかり妬いたり不安になったりして。馬鹿みたいじゃん。
『今日女の人とくっついてた』
「ん……?あぁ、銃の、か?」
こくんと頷く。
「妬いた、のか?」
『…悪い?』
「いや、可愛いと思っただけだ」
か、可愛いって…!
「ほら帰るぞ。風邪引くだろう?」
『別に…ックシュン』
笑われた。
「先行くぞ?」
そう云いながら此方を振り返る。癪だけど走って追い付き、差し出された手を握る。
『あーあ。織田作までこんなに濡れちゃって』
「Aの為なら仕方無いさ」
『直ぐそういう事云って…好きだよ』
すると織田作の足が止まった。不審に思って名前を呼ぶとポツリと云われる。
「…ヤりたくなっただけだ」
『はぁ!?』
「善いか?」
『…ッ家に着いたらね!』
家に着き、タオルで髪を拭く。
『寒ッ…織田作も着替えてよ?』
「いや、必要無いさ…Aもな」
聞き返す間も無く織田作は濡れた服を脱ぎ捨て…私の服にも手を掛けた。
「家に帰ったら善いんだろ?…寒いなら温めてやろう」
軽く身体のバランスを崩され、寝台に押し倒される。
ちゅっ…ちゅっ、と音を立てて冷えた躰のあちこちに接吻を落とされ、舌で擽られる。
『ん…や、ぁ!止めて、よ…』
「何故だ?俺には善さそうに見えるが?」
『恥ずかしい、からぁ』
すると織田作はふっと笑い。
「Aは恥ずかしがる所も可愛いな。心配しなくても善くしてやるさ」
『ちょ、織田作ッ、』
「雨に濡れて風邪を引いたらいけないからな…一晩中温めてやるさ。しっかりと、な?」
────────────────────── リューヌ様、リクエストありがとうございました!こんな感じで大丈夫ですか?書き直しも受け付けますので、気軽にお願いしますね♪
明日から誕生日祭り、ですね(^ー^)
誕生日(前編)ー坂口安吾by月詞→←嫉妬(後編)(黒バイさんリク)ー国木田独歩by月詞
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五月雨花火(プロフ) - 沙月さん» 月詞ちゃんの表現力の高さですよねー!森さん…ですから! (2019年2月21日 1時) (レス) id: 21ac55d013 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - え?森さんが?は?13の女の子に?え?は?いや、幼女趣味こええやばない?今季最大の焦りなう (2019年2月20日 0時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨花火(プロフ) - 黒バイさん» 有難うございます。続編でも頑張ります。 (2018年11月23日 13時) (レス) id: 21ac55d013 (このIDを非表示/違反報告)
月詞(プロフ) - 黒バイさん» ありがとうございます!!!続編もよろしくお願いいたしますm(._.)m (2018年11月23日 12時) (レス) id: 6bb35b4455 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - 続編おめでとう御座います。 (2018年11月23日 7時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨花火×月詞 x他1人 | 作成日時:2018年8月16日 20時