蕩けて、乱れて、甘くなる【激甘】

私にも構って（前編）―中島敦（ねぎとろ。様リクエスト） by五月雨花火 ページ32

あいむ いん たんていしゃ なーう


私は今ため息が止まりませーん


…敦君が構ってくれませーん！


仕事ってのは分かるんだけどさ、だからって鏡花ちゃんとばっかり居ると妬いちゃうじゃん。



皆、この気持ち分かるよね？


敦君…目移りなんてあり得ないって分かってるんだよ？


だけどだからこそ何かこう…浮気とも言えないし、怒るのも違うし、、、

どうにもできないんだよなぁ。よくわかんないけど、一寸だけ悲しいな。

そう考えている間にも２人の楽しそうな声は聞こえてきて、仕事は手につかなくって。


はぁ………




「……！、…！おい、聞こえているのかA！！」


『は、はいいいいい！！…何ですか？』



「全くお前は…最近ぼーっとし過ぎだ。仕事に集中しろ。」


国木田さんの声で現実に帰ってきた。…しかも怒られた。



あーあ、毎日憂鬱だよ。でも、こんなこと言ったって無駄だね。




……んーーーーー！気持ち変えよう！！！


グダグダしていても疲れるだけ。そう 自分に言い聞かせて 私は深呼吸をしに社の外へ出た




―――――――――

‥‥‥‥‥すぅーーーーーー……はぁーーーーーーーーー



ふぅ…なんか落ち着いてきたな


探偵社の外へ出た私は、大きな大きな深呼吸を1つ吐いて気持ちを沈めていた



はぁ、なんかゆっくり考えたらそんなに気にすることでもないのかな！



皆で仲が良いのは悪いことじゃないし！




……でも、一寸寂しいのは変わらないなぁ。



―敦君にもこの気持ち、分かってほしいな―


下らない考えがふと私の頭を過った。



―――仕返し。





敦君を無視しちゃえばいいんだ…！




唐突に彼にやり返したくなった。期待と不安を抱えながら私は社へと戻った。






――――
長い間更新してなくてすみません…。
一寸ずつまた更新していきます！！

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