9~裕太side~ ページ9
「生徒会の会計をすることになりました、2-Bの玉森裕太です。よろしくお願いします」
…は、恥ずかしかった〜。
本当はこんな事やりたくない。
生徒会って学校の代表ってことで、ことある事に仕事は任せられるし、人前で話したりしなきゃいけないし、俺の嫌なことだらけ!
だけど、俺は自らこの生徒会に立候補したんだ。
そう、西島さんと関わるために!
西島さんを好きになったのは、去年の生徒会役員選挙。
そこから半年も片思いしていたが、一切交流は無かった。
人見知りで恥ずかしがり屋の俺が、話しかけられるわけもなく、淡々と日々が過ぎていった。
このまま何も出来ないなんて嫌だ!
って思った俺は、思わず生徒会に立候補したわけだけど。
やっぱり、俺は場違いな気がする…。
「玉森くんはどう思う?」
「…え?あ?へ?」
「来月のボランティア活動について、何かいい案はないかな?」
そう言って話しかけてくれた西島さん。
これが、俺と西島さんとの初めての会話。
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作者名:みっ。 | 作成日時:2018年3月17日 20時