7 ページ7
元々は、束縛というより心配性だった彼。
男の子との会話を不安がったり、私が電車に乗るのを嫌がったり。
何かあるんじゃないかって、その度に大丈夫だった?とか、俺の彼女でいてくれるよね?とか。
愛されているんだってことは十分伝わっていたし、私もこの程度なら許容範囲だと、特に指摘もせずに過ごしてきた。
だけど、生徒会活動が始まってからは、それがエスカレートしてきて。
もちろん、生徒会役員の中には男の子もいるわけで。
生徒会の仕事をしていると、帰りが遅くなることもあり、役員の男の子と帰り道が同じだからって一緒に帰っただけですごく怒られたり、浮気を疑われたり。
生徒会担当の先生との関係も何かあるんじゃないかって、疑われたこともある。
さすがの私もここまでくると嫌になる。
私は悪いことを何もしていないのに、あれやこれやと因縁をつけて怒られる。
来年は3年生にもなるし、受験勉強も本腰を入れなければならない。
そろそろ潮時かな。
恋愛にうつつを抜かしている場合ではない。
そう思っていた矢先、衝撃の事実を知った。
「ねぇ、A、守田浮気してるらしいよ?」
「え?」
「最近、色んな女の子と遊びまくってるらしいよ?肩組んで歩いてるところ見たとか、女の子を家に連れ込んだとか」
「そうなんだ…」
310人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みっ。 | 作成日時:2018年3月17日 20時