13~裕太side~ ページ13
「そうだ!玉森くん、連絡先交換しない?」
「は、はい!もちろんです!」
……やば。
まさか会長の方から連絡先を聞いてくれるなんて!
これってもしかして…脈アリとか?
みつに相談してよかった〜!!
初めての生徒会終わり、教室には待たせていた宮田と、何故かみつがいた。
みつが何故ここにいるのか分からないけど、いいタイミングじゃん!
「はぁ?どうやったら会長に好きになってもらえるか?」
「そう!みつなら分かるでしょ?」
「とりあえず、女には優しく!頼りがいのある男になる!後は何気ないプレゼントは、絶対に女の心を掴む」
「さっすが!やっぱモテる男は違うね」
みつの周りには常に女の子がいる。
顔は…決してイケメン!って程じゃないけどまあまあかっこいいし?
おまけに社交的だし、程よいチャラさもあるし。
俺は人見知りだし、あんな風に女の子とワイワイなんて出来ない。
「玉だってモテるじゃん」
「俺は顔がいいから」
「自慢かよ!」
まぁ、自分で言うのも確かになんだけど、俺はかっこいいと思う。
女の子が話しかけてくることだってしょっちゅう。
だけど、別に俺の性格を全て知ってるわけじゃないじゃん?
それなのに好きだ……なんて言われてもね。
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作者名:みっ。 | 作成日時:2018年3月17日 20時