always (ページ12)

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12話ページ12

ジェ「そんなに僕の顔を見つめて何かついている？」

ノア「い、いや今日ぶつかった相手だったからびっくりして…貴方もグリフィンドールだったんだね」

ジェ「あぁそうさ！また会えるなんてこれは縁があるのかも」

ウィンクをしながらそう言うジェームズに飲んでいたジュースが口から溢れ出てしまう。

ノア「あ、うんそうかもね」

ハンカチで机を拭きながら愛想笑いをうかべる。

ジェ「そういえば自己紹介をしてなかったね！僕はジェームズ･ポッター！君はアシュリー家の娘だろう？」

やっぱりか……

ノア「そうだけどなんで知ってるの？」

？「なんでってさっきの組み分けで名前呼ばれてただろ」

前を向くと先程話していたシリウス･ブラックがポテト頬張りながらそう呟く。

ジェ「ハハハ！君って本当に面白いね。こっちのぶっきらぼうはシリウス･ブラック」

シリ「ぶっきらぼうじゃねぇよ。よろしく」

ノア「よ、よろしく…」

なんで会いたくない2人に会っちゃうの……？やっぱりグリフィンドール選んだの間違いだったのかも。
そんな事を考えているとフワッと甘いお花のような匂いがツンと鼻に香る。

「私、リリー･エバンズよろしくね」

ノア「え、あ、うん私はノア･アシュリーよろしく」

握手を交しお互い見合う。このいい匂いはリリーだったのか…ジェームズたちと話している間に組み分けは終わっていたらしい。だからシリウスはご飯食べてたのか

ジェ「やぁリリー！さっきの汽車ぶりだね、君と同じグリフィンドールでとても嬉しいよ」

リリ「気安く喋りかけないでポッター！」

うわぁ……隣にジェームズとリリー…その間に私ってすごく地獄じゃん。呑気にご飯食べてるシリウスと席変わりたいんだけど？

リリ「ねぇ、ノアって呼んでもいいかしら？」

ノア「うんいいよ。じゃあ私はリリー…って呼んでもいいかな？」

リリ「勿論よ！同じグリフィンドール生として仲良くしましょうね」

ニコニコと笑うリリーはとても可愛らしくなんとなくジェームズの気持ちがわかる気がした。