何百年だって izw×ymmt ページ41
izw side
「＿＿なんで植物って枯れちゃうんでしょうね」
隣にいる山本がポツリと呟く。
俺たちの目の前には高く高く、天に向かって聳え立つ一本の木。
なんのプランも無いお出かけで、俺たちが偶然見つけた場所。
都会には似つかないその景色は、俺たちの疲れた心を癒す憩いの場となっていた。
俺は山本の独り言の様な問いに、己の知識を使って答える。
「んー･･･でも菊みたいな宿根植物もいるからな。本当は枯れないのが一番なんだろうけど、それが無理なら茎とかに栄養残しといて来年も生き残って葉付けよ、ってことなんじゃねーの？」
「･･･そんなマジな答を返さないで下さいよ」
折角俺が答えてやったのに、山本は怪訝な顔でこっちを見てくる。
「じゃあなんでそう言ったんだよ」と聞くと、「特に理由は無いですよ」と軽く返された。
「ただ･･･伊沢さんのその話を聞くと、なんか僕たちに似てるなーって」
山本の言葉の意味がわからず、俺は首を傾げる。
似てる？どこが。
「･･･僕達、付き合い始めて結構ぶつかったり喧嘩したりする事も多かったじゃ無いですか」
「･･･あぁ、まあな」
「でも結局最後は仲直りして、こうやって今でもずっと隣にいる･･･それって枯れて、また葉をつける木になんだか似てません？」
「似てないか」と自問自答して苦笑する山本。
俺たちが喧嘩した時は、何も無い枯れた木。
そして仲直りした時は関係が戻ったって事で、またいつも通りの葉っぱを付けた木･･･彼はそう喩えたかったのだろう。
わからんでもないが、どこが回りくどい感じが俺の心をモヤっとさせた。
「･･･ねぇ拓司さん」
ふと名前を呼ばれ、俺は恋人の方向を向く。
風に吹かれてたなびく髪の毛が、太陽の光に照らされキラキラと輝いていた。
「僕達、これからも一緒にいれるかな･･･？」
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ＭＡＮＥＮＥ - 山本さんは分かっててやってる部分がありそう (2022年8月19日 13時) (
レス) @page29 id: 548b469c74 (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» 了解、書くね！そうなんだよね、長編は更新してようかなとは思ってるんだけど･･･短編はもう更新しないかな。れいにぃ〜。こそ、コロナ気をつけて！ (2022年1月28日 6時) (レス) id: 0160d806d8 (このIDを非表示/違反報告)
れいにぃ〜。 - くらう、久しぶり！4月からは会えなくなっちゃうのかな？寂しいけど、4月からの生活も頑張ってね！リクエストで、izymでお花を愛でてるymmtさんにきゅんとするizwさんを書いて欲しいんだけど、大丈夫かな？最近コロナ増えてるから気をつけてね！(`д´;) (2022年1月27日 20時) (レス) @page43 id: 655069ec5f (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - 皆様、あけましておめでとうございます！今年も皆さまにとって、幸せな一年であります様に･･･。今年もよろしくお願いします！ (2022年1月1日 8時) (レス) id: 0160d806d8 (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» いえいえ、最近暇だから大丈夫（？）雪って心落ち着くよね〜。れいにぃ〜。こそ、勉強大変なんでしょう？お互い頑張ろうね！またのリクエスト、お待ちしていますっ(๑╹ω╹๑ ) (2021年12月8日 19時) (レス) id: 0160d806d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらうでぃー | 作成日時：2021年9月6日 19時
