【第五話】救世主、現る ページ6
?「ちょっとちょっと、君たち何してるわけ?ここは争う場所じゃないし、通行人の邪魔になっちゃうよ!」
不意に聞き覚えのある声が響いた。
スカラマシュとセノが今にもバチりそうな雰囲気を壊すかのような、でも決して嫌ではない。
セノ「ティナリ、どうしてここに...?」
ティナリ「因論派の教授にちょっと用事があってね。それよりもA、大丈夫?なんか変な学生に絡まれてなかった?」
うん、と頷けばティナリの右手には何冊もの分厚い本が顔を出しているのが見えた。
少し目を離した隙に、スカラマシュは壁ドンしていた手を離し、舌打ちしてどこかへ行ってしまった。
セノ「アイツ、どうやらAの過去やらなんやらを知っているようだった。」
ティナリ「そうなの?A、彼に見覚えはある?」
全然、と首を横に振る。
一切関わりもなければ、話したことすらない。
というか、稲妻にいた頃はまだ小さかった時だったから...あまり記憶が無いのだ。
ティナリ「そっか。じゃあ僕は教授のトコ行ってくるから。また後で外で落ち合おう。Aも、さっきの人には十分注意してね」
そう言って、私たちは解散した。
なんだかんだ言って、ティナリとセノは過保護である。
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かしわぎ(プロフ) - ドーナツさん» 良かったです!最後まで見てくれてありがとうございます(˶'ᵕ'˶ )︎ (4月7日 21時) (レス) id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 最終話おめでとうございます!中々無い終わり方でめちゃ良かったです! (4月7日 12時) (レス) @page43 id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
かしわぎ(プロフ) - ドーナツさん» はわわ、ありがとうございます〜!モチベ爆上がりです!!! (3月24日 19時) (レス) @page28 id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - すごく面白いです!放浪者好きすぎるので嬉しさ爆発です!!これからも書くの頑張ってください!!応援めちゃしてます!! (3月22日 13時) (レス) id: 7609cb840c (このIDを非表示/違反報告)
かしわぎ(プロフ) - 夜月 サキさん» ありがとうございます.ᐟ.ᐟ放浪者...良いですよね分かります♪ (2月26日 18時) (レス) id: 4b6ae11ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしわぎ | 作成日時:2024年2月12日 23時