桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第三十七話】稲妻からの手紙 ページ39

ティナリ「A！君宛に稲妻から手紙が届いているよ！」

『稲妻から...手紙?!』


ガンダルヴァー村に帰ってきた途端、ティナリが家から飛び出してきた。

稲妻から手紙...ってことはまさか?!

私も慌ててティナリから手紙を受け取り、早速内容を確認してみる。

差出人は「天領奉行」。

てことは...警察?!

迷わず封筒を丁寧に開けてみた。



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拝啓


A様、お初にお目にかかります。

天領奉行の責任者、九条孝行と申します。

まずは今までの貴方に対する無礼をお詫びしたい。

大変申し訳なかった。

単刀直入に言おう。

貴方は無実だ。

500年前の戦争で誤解を生んで、処罰をしてしまった当時の人々に変わり、礼を詫びる。

貴方のご友人、セノ殿から事情は詳しく聞いた。

貴方を稲妻に歓迎する。

貴方の帰りを私たちは待っています。

貴方の来航日の詳細が判明次第、こちらに御連絡下さい。


天領奉行 九条孝行


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『歓迎する...？』

ティナリ「全部読み終えた？」


時間を見て、こっちに近づいてくるティナリ。

どうやら気を利かせて席を外してくれたみたいだった。


『稲妻は私の事、歓迎するって...！私の無実も認めたみたいだよ』

ティナリ「本当?!＿＿良かった」


私の報告に安堵のため息をついたティナリだった。

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