桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第二十二話】通常運...転？ ページ24

本の埃を払い、解読し、重要なポイントを書き写す。

よく分からない言語は取り敢えず自己解釈して終わらせる。

あれ、でもこういうのって割とカーヴェが得意だったりするんじゃない？


『なんで、同居人に助けを求めなかったの？』

アルハイゼン「あいつとは、喧嘩中だ。今頃暑い砂漠にでも行ってるんじゃないか？」


喧嘩中とはいえ相手の居場所をしっかり理解しているハイゼン((すみません

最早アルハイゼンとカーヴェの喧嘩なんて日常茶飯事。

いい加減仲良くしようよ...。


『...こっちの解読は終わったよ。ちょっとわかんないとこあったからこれ教えてくれない？』

アルハイゼン「うむ、助かる。あぁ、これは...」


何気にアルハイゼンとの共同作業なんて初めてだから、二人の間に妙な空気が流れてしまう。

うぅ...気まづい。


学者「アルハイゼン書記官！そこにいらしたのですか！」


この空気をぶち壊してこっちにやってくる学者が一人。

妙に鼻につく言い方だ。

アルハイゼンの部下なのだろうか。


アルハイゼン「すまない、俺は見ての通り忙しい。他を当たってくれ」

学者「ですが！少し急ぎの用でして...」

アルハイゼン「悪いが今はこっちの作業の方が大事なんだ。＿彼女もいるしな」


......は？

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