桜花は儚く緑に散る【原神】【スメール男子】

【第二話】とある学生対策 ページ3

『...ってことがあったんだけど』


口下手で上手く説明出来ないのにも関わらず、セノとティナリは熱心に私の話を聞いてくれた。

ちなみに私が教令院に入学することが決まったときティナリは生論派を、セノは素論派を、アルハイゼンは知論派を、カーヴェは妙論派をそれぞれ薦めてくれた。

「じゃあ皆の間をとって因論派にするね」と言って話がまとまったあの頃が懐かしい。


セノ「残念ながら俺は因論派の卒業生ではない。だがAが危険な目にあったらすぐに駆けつけるから安心しろ」

ティナリ「君と同じ稲妻人っぽかった？へぇ、偶然だね」


それぞれに感想を言う2人。

仲良く出来たらいいのだけれど、初対面がアレなのだ。

私には到底できっこにない。

なんで初対面であんな悪口を言われなきゃならないのか。

くぅｯ、思い出しただけでムカつく...！


ティナリ「同じ因論派なら、明日も会えるんじゃないかな」

『会いたかないよあんな奴！』


けれども同じ因論派である以上、彼とはまた会わないといけないのだ。

そうだ、無視決め込もう。

無視しちゃえば、大丈夫だもんね。

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