守らなくてはならないもの【安室透/降谷零】 (ページ22)

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仮眠室から出て戻るとまだ皆んな残っていた。

『皆さん帰らないんですか？』

〔上司より先に帰るなんてできません！！〕

『別にそんなのいいのに…』

〔いえ！これ今日のお礼です！〕

と缶コーヒーやチョコをたくさん渡してくる皆さん

ありがたいけど私はコーヒーが飲めないのだ。

生まれてから韓国に住んでいたためか根っからの辛党で、もちろん甘いものも好きなのだが、苦いのと酸っぱいのはどうも好きになれない。

だからアメリカの食べ物はあまり好まなかった。
ポテサラとか酸っぱくて食べれない。

でもせっかくもらったので受け取っておく。

あとで零とヒロにあげよう。

お礼を言ってデスクに戻る。

流石に零とヒロも戻ってきていた。

が

『寝てるの？』

零が肘をついて手で顔を覆っているのだ。

緑「ん～？ゼロちゃん照れてるんだよユリちゃ
ん！」

『は？なんで、、、、って…
みぃぃどぉぉりぃぃかぁぁわぁぁ？？？」

そう言って拳を見せる。

緑「おいおいそんな物騒な(笑)落ち着けって」

『何が落ち着けよ！！やめてって言ったでしょ？！』

緑「でもゼロ喜んでるぜ？」

零の方を見ると目が合ってしまった。

いやめっちゃ見るじゃん。

降「ユリ、帰ったら覚えとけよ」

『はっ、、/」

降「ところで、その飲み物とお菓子はなんだ」

『ん？あぁ、皆んなにもらったの。2人にもあげる』

緑「おーやった。よかったなゼ、ロ…
、、やっべ。ゼロ嫉妬してんのか？
かわいいな～ゼロ～」

と零の頭を撫でるヒロ

ずるい。私も零の頭撫でたい

降「ｯ//」

緑「おお～ユリ積極的だな！」

『、え？は？』

緑「声出てたぞ(笑)」

『ｯ～、、？！！」

緑「よかったな～ゼロ」

降「うるさいぞヒロ。帰るぞ」

顔あっつい

急いで荷物をまとめる

降緑『お疲れ/～/様でした』

〔〔お疲れ様でした！！〕〕

降「お前たちも今日は早く上がれ」

〔〔はいっ！〕〕

ヒロは車があるため駐車場で別れる。

緑「じゃ2人とも、ごゆっくり」

まじむかつく。ニヤニヤしやがって。

ドアを開けてくれる零。

『ありがと』

優しい笑顔でポン.ポンっと頭を撫で、反対側に回り零も車に乗り込む。

「俺の料理がいいんだろ？何がいい？」

あんたまでニヤニヤしないでよ。

昼に言ったこと覚えてたのかよ

『…和食がいい』

「了解。スーパー寄ってくか」