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外に出て先ほどよんだタクシーを待つ。
『…さっむ』
今は11月
彼女が日本をたち、四年近くの年月が経とうとしていた。
なにも変わってないと思った。
だが自分が変わってしまった。
仕事上自由に友達、家族に会えるわけではない。
守らなければならないものがあるからこそだ。
ホテルに到着しチェックインをする。
明日は朝早くから登庁しなくてはならない。
と言っても日を回っているため今日だが。
2時間は寝れるか…
と言ってもそれより早く理事官からの電話で起こされるのだろう。
シャワーを浴び、倒れ込むようにベッドへ入り、あっという間に眠りに落ちていた。
着信音で目を覚ました。
やっぱり…
理事官からだった。
登庁は後でいいから今すぐ麻薬の取引現場へ向かえとのことだ。
まったく朝早くからなにやってんだ日本の麻薬犯たちは。
予知はしていたがやはり予定よりも早く起こされると気分が悪い。
ショートスリーパーではあるが寝起きは悪いほうだ。いつも誰かに引っ張り起こされていた。
上司の赤井秀一に関しては顔面に缶コーヒーを落とされたことがある。
いちよう体術とライフルはミスター赤井から叩き込まれた。穏やかな喋り方してる割にスパルタだった。女相手にそこまでするか?と言いたくなるほど。
新しいスーツに身を包み、拳銃とナイフをジャケットの裏に忍ばせスマホをポケットに入れた
ちなみにこのスーツは日本に戻る前、ジョディがプレゼントしてくれた。
なかなかいいものだ。気に入っている。
そうしてホテルのエントランスへと向かった。
「警視庁公安部の風見裕也と申します」
『九条ユリです』
お互い名前をいい、時間がないので早速車に乗り込んだ。
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みかん(プロフ) - 夢主ちゃんが高嶺の花って感じがたまらないです...!更新頑張ってください!! (2019年3月13日 13時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Saran | 作成日時:2019年3月1日 23時