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「お前は先生じゃないほうが好きだろ」
その言葉が、コツンと私の心に当たった
「そんなわけ…」
そんなわけない？
本当にそうかな、
そう、私には心当たりがなかったわけではないのだ
くだらない時間をあの人と過ごすだけで私の日常は明るくなった
三木さんとあの人が一緒にいると胸が苦しくなる私がいた
キスをされそうになった時、ざわめく私の胸があった
全部全部、それは私のことを支えてくれる一大切な人と捉えていた
でもその想いはいつからか恋心へと変わっていたんだ
ただそれを、押さえ込もうと自分がしていただけの話なんだ
「…でも」
「まだ確証が持てないって？」
コーヒーに手を伸ばす諏訪くんは私の心の中を見透かしたようにそう言った
「うん…」
「まぁ、じっくり考えてみればいいんじゃない？ その人にはいつでも会えるんだし」
「たしかに…そうだね」
そうだね、なんて答えたけれどひとつだけ問題があった
「いつでも」は私たちの中にはなかったこと。
受験生の私はバイトを辞めるため、もう一緒にいることのできるリミットは限られていた
あの日、クローゼットにほっぽったアレは、ひっそりと私の時間を蝕んでいた。
ソレと、この自分の秘めていた気持ちに気づくことのできなかった私は大馬鹿なのだ
そんな自分に呆れてため息を漏らすと、私が好きなのかを認める認めないで悩んでるように諏訪くんの瞳に映ったらしく
「 まぁ俺はその人のことをお前が好きに一票投じるよ。
お前、あの日俺をほっぽって走り出す横顔は'恋してる'顔だったぞ 」
なんて言われた。
いつも諏訪くんは不思議だ、なんで私の心をいつもわかってしまうのだろうか
あの時から私があの人のことを好きだと気づいていたなんてエスパーのようにしか思えなかった
「エスパーみたいだね、諏訪くんは。 なんでもわかっちゃうんだ」
私がまたもう一度鼻をすすってそういうと
「まぁな、 」
とぶっきらぼうに返された
諏訪くんのこの言葉の意味に、ちゃんとした理由があること
つまり私が諏訪くんの気持ちに気づくのはまだ遠い先のことだった。
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夜宵(プロフ) - 初めまして 更新の通知がきて飛んできてしまいました、、！ ずっと続きが気になっていて お気に入り登録しておいて良かったなぁの気持ちです 作者様のペースで更新して頂ければと思います 次回の更新、のんびりと待っています (2020年8月17日 22時) (
レス) id: af02700ee8 (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 今日、この作品に出会いました。とてつもなく惹かれる作品で、一瞬で虜になりました。もし、どうにかなるのならば、ぜひ完結まで読みたいです！お時間があればで大丈夫なので、よろしくお願いします！！！ (2020年5月11日 16時) (レス) id: 534e341e06 (このIDを非表示/違反報告)
むーん(プロフ) - 更新停止と書いてあったので少し心配だったんですが、完結させると作者様がおっしゃっていてとても安心しました。読み始めたのはつい最近ですが、すっかりこのお話の虜になってしまいました。お忙しいとは思いますがどうかお体に気をつけてください。応援してます！ (2018年10月7日 15時) (レス) id: b5d357e611 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - oss.2さん» 完結してくださると言っていただけただけでめちゃくちゃ嬉しいです(*´∀｀*)首を長くして長く待機しております！！ (2018年5月5日 18時) (レス) id: 79b287e614 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 更新お疲れ様です！待ってました〜〜( ；∀；) 大好きな作品です(*^^*) (2018年5月4日 20時) (レス) id: 21eed20a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oss_2 | 作成日時：2017年10月28日 21時
