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「私のことも、疑っていますよね」
「今は疑っていないよ」
それは、先輩がギャングラーだったからだろう。漏らしていたのは先輩だと分かったからだろう。ギューッと自分の頬を引っ張る。
「ギャングラーじゃないですよ」
「わかっているよ」
ノエルさんが苦笑する。やっぱり疑っていたんじゃないか。目の前がゆがむ。
「ギャングラーじゃないですよ」
「うん」
「せんぱい、ギャングラーなんでしょうか…」
「Aちゃんは、そんな不安になりながらも、康介くんのことギャングラーだと確信しているよね」
だって、間違えようがないんだもの。間違いたい。間違いたくてしかたがない。でも、私の体内時計はどこまでも正確なんだ。
「…おい、高尾。朝加を泣かせてんじゃねーよ」
聞こえた先輩の声にビクリと体が震える。ほら、ギャングラーと一緒じゃないか。
「泣かせているのは僕じゃなくて、康介くんだよ」
「俺？」
「ごめんね」
ノエルさんがカードを構え、先輩へ向かって投げた。それは一直線に先輩の顔へ飛び。先輩の化けの皮をはがした。
「…あーあ。ギャングラーだってバレちまったな」
苦しい苦しい苦しい。間違えたかった。
兄さん達が私の前に立つ。先輩に銃を構えている。
「あれ、朝加のお兄さん。ふーん…。バレてたんだな。どこで分かりました？」
「気づいたのはAだ。ギャングラーと先輩のしゃべり方が一緒だって言ってな」
「朝加が？お前、俺にさんざん世話になっておいてバラしたのかよ」
ギャングラーが私を見た。ひ、と喉の奥から声が漏れる。息が、できない。ノエルさんが背中を支えてくれなければ、このまま倒れてしまいそう。
「Aを騙したのは貴様だ！」
「「「警察チェンジ」」」
三人の声がそろう。
「国際警察の権限において！実力を行使する！」
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りいか - クッソ好きだ…………！なんだこのドストライクゾーン！！これからも執筆頑張ってくださいっ！ (2021年8月7日 2時) (
レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたる | 作成日時：2018年11月4日 22時
