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「服……」
「僕は署に戻れば替えがあるけど、Aちゃん大丈夫?」
「…だいじょばない」
「これ着ていいよ!」

ノエルさんがバッと上着を脱いで差し出してくれた。

「いえ、警察の制服は借りれないです」
「…そうだね、インナーも警察の支給品だし…。初美花ちゃんのミスだし、服を借りるのはどうかな?」

初美花ちゃんに視線を向ける。彼女も私を見ていた。うーん。

「難しいと、思うなぁ」
「そう、ですね」
「どうしてだい?」
「初美花ちゃんとは体型が違うので、細いし」
「Aさんのおっ…えとえと、グラマラスだし」
「そうなのかい?」

つかささんがなぜか私の前にサッと手を出した。男性陣を睨んでいる。

「じゃあ、魁利くんか透真くんならどうかな。男性な分、服も大きいんじゃないかな」

それなら、と魁利くんを見た。私の視線に気付いた魁利くんはサッと自分の胸を隠すようにした。

「えっちー」
「流石に着てる服ひん剥くつもりはないから」
「冗談だよ。俺の服でいいなら貸すよ。初美花がやったことだし」
「ありがとう」

魁利くんの部屋に案内されて魁利くんの服を借りる。ここで着替えていいから、と魁利くんは部屋を出ていった。魁利くんの部屋…。ベッドとテーブルと申し訳程度の家具しかなくて、生活感が全くない。テーブルの上には写真が飾られていた。たぶん、お兄さんとの写真だ。っていうか、ちびっこ魁利くん可愛すぎないか!

「…」

さっさと着替えて仕事戻ろう。あと5分以内に出れば、走らなくても間に合う。

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りいか - クッソ好きだ…………!なんだこのドストライクゾーン!!これからも執筆頑張ってくださいっ! (2021年8月7日 2時) (レス) id: 6698df4412 (このIDを非表示/違反報告)
わたる(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。 (2018年11月4日 22時) (レス) id: 33016a5e7b (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月4日 22時) (レス) id: d1b5e30223 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わたる | 作成日時:2018年11月4日 22時

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