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新たな快盗-3 ページ3
「……」
「……」
「…。そこまで言われると…」
「いや、ごめんなさい、そこまでショック受けるとは思いませんでした…。わかってますよ…わかってますとも。情報は武器ですからね。とっても重要なことはわかってますとも」
「なら」
「でも、それとこれとは話が違います」
「平行線だなぁ…」
「…ギャングラーに捕まって、処刑されそうなノエルさんをみて、ユキに何もできないと言われて、すごく辛かった。その場に駆けつけることすらできない。ノエルさんを助けるために行っても、足手まといになるだけ。兄さん達ができることすら邪魔してしまう。そんなのはもう嫌です」
「ごめん」
はぁ、と息を吐く。これは私は変身させてもらえないやつだ。
「じゃあ、折衷案」
「せっちゅう？」
「ルパンエックスは諦めます。そのかわり、ノエルさん、以後誰かのために自分1人が犠牲になるなんてこと、やめてくださいね」
「…ウィ、もちろん。Aちゃんを悲しませたくないからね」
「本当ですか？」
「信用ないね」
「前例が前例なので。一生言いますよ」
「約束するよ」
ノエルさんが私の頬を撫でる。私も笑みを返した。
さて。勝利さん達に向き直る。
「しょーりさーん！私も変身したいのでVSチェンジャー貸してくださーい！」
「えっ、Aちゃん！変身するの諦めたんじゃないのかな！？」
「ルパンエックスは諦めました！変身は諦めてません」
勝利さんが苦笑しながら貸してくれた。赤い飛行機をVSチェンジャーにはめる。0.1.0、マスカレード！
「快盗チェンジ！」
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作者名：わたる | 作成日時：2019年11月30日 22時
