31話なんて。 ページ34
轟side
「........。」
いつも通り。
いつも通り真顔で黙っている俺だが、心の中では大パニックだ。
なんでこのタイミングでAと鉢合わせることになるんだ？！
これはあの時のことに触れずにスルーすべきなのか？
いやでも、いくらなんでもそれは失礼というか謝るべきだろあれは！
そもそも彼女だってきっと嫌だったはずで...
(ここまで考えるのに0.1秒)
「...あの、」
「っ？！((ビクッ」
ぐるぐると考えていると、珍しく彼女の方から話しかけてきた。
...やっぱり、数日前のことについてなにか思うことがあるんだろうな...
覚悟を決めて、ぐっと拳を握りしめていると...
「...迷惑をかけてしまったみたいでごめんなさい。
私が倒れた後、焦凍君が付き添ってくれたってきいて...
その、ここ数日、記憶が曖昧で覚えてない事も多いんだけど...本当にありがとう。」
...聞こえてきたのは、思ってもみなかった言葉。
それに思わず『...は？』と声を出すと、今度はAの体が跳ねて、
「と、とりあえず、それを伝えたかったっていうか...！
あ、ご飯、もうすぐできるから...！」
『それじゃあ！』と、止める暇もなくそそくさと行ってしまった。
その後ろ姿を呆然と見つめ、改めて考える。
...『記憶が曖昧』？
...それって...
Aはあの日の事を覚えてねぇってことか...？
「...なんだよ、それ...」
どうしようもない脱力感が襲う。
...あのいつも通りの態度を見る限り、その推測は間違ってないだろう。
そういえばあの日は緊張しすぎて特に意識してなかったが、
Aはボーっとしてて正気じゃなかったと思う。
たぶんあの時、彼女は半分夢の中にいたんだろう。
それじゃあ覚えてなくて当然だ。
...ん？待てよ？
つまり、俺は...
「...Aの寝込みを襲っちまったってことじゃ...」
その考えに至ったと同時に今度はドッと酷い罪悪感が押し寄せてきた。
...改めて、彼女にどう顔向けすればいいかわからなくなった瞬間だった。
ーーーーー
ヒロアカ水着回最高でした(震)
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セレネ(プロフ) - 続編すごく楽しみです！更新大変だとは思いますが頑張ってください！応援してます！ (2018年8月17日 14時) (
レス) id: caaac3f99a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 続きみたいです(吐血) 更新大変だと思いますが、応援しています。この恋の行く末楽しみです。 (2018年8月16日 22時) (レス) id: b9e3ade31c (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - 続編めちゃくちゃ楽しみにしてます。更新頑張って下さい。応援してます。 (2018年8月3日 22時) (レス) id: 5deb47caf1 (このIDを非表示/違反報告)
凛月(プロフ) - 私も映画見ました！！本編じゃ絶対見れないようなシーンもあったので嬉しかったです。特にかっちゃん。 (2018年8月3日 22時) (レス) id: eef577390e (このIDを非表示/違反報告)
白龍(プロフ) - 久々の更新とても嬉しかったです！続編おめでとうございます！！これからも頑張ってください！ (2018年8月3日 21時) (レス) id: e12a3831fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kuumi
| 作成日時：2018年1月2日 22時
