The goddess not to laugh.

安全策【ジェシーside】 ページ5

ほんとはリサをここに置いて仕事に
行くはずだった。

仕事を俺に依頼したのは
なによりDoubtの頭、蘭丸だからだ。


リサを会わせてどうなるか俺にもわからねぇ。
だが、ICEと話して気が変わった。


ICEが言うにはリサから目を離すと
フラフラとどこかに一人で居なくなるらしい。

そばに置いた方が安全だ。


リサの手を引きクラブからフォーと共に出る。


ジ)とりあえず蘭丸に会うのは明日だ。


フ)じゃあ俺は兄弟に会う。

ジ)OK.GoodNight.


やっと2人きりになる。

ジ)リサの部屋どこ？

「なぜ？」


ジ)俺がひとりで寝ると思ってんの？笑


「……しょうがないわね。乗って？」


彼女の愛車黒のベンツに乗り込む。

まだこれに乗ってんだ。


「……まだこれに乗ってるんだって？
仕方ないじゃない、好きなんだもの。」

考えてたことが筒抜けだった。


「……ｸｽｸｽ」

ジ)なんで笑う？


「あなたわかりやすいのよ。考えてることが」


よく周りからは何を考えてるのかわからないから
気味の悪い奴だ。と言われることの方が多い


しかし彼女は出会った時からわかりやすい人だと
俺を笑う。

ジ)俺をわかりやすい人間だと言うのは君だけだ。


「あら、そうなの？笑
あなたほどわかりやすい人いないと思うけど笑」



そう言ってまた君は綺麗に笑うんだ。

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