虎と家電と無効化と ページ6
少年はオドオドしながら、中島敦と名乗った
「中島サン、この人どうにカなりませんカ?」
中島はルンバのそばにいる太宰を見て、あぁ、と状況を納得した
「太宰さん、起きてください。ルンバさん(?)が困ってます」
端から見ると意味不明だが、本当にルンバ自身困っており、中島にこの状況を救ってほしかった
「ん、敦君、またきみかい?私の入 水の邪魔をしたのは」
「えっと、僕ですが…実際言うとこちらのルンバさんです」
太宰は数秒ほど固まった
ちなみに何を考えていたかと言うと、
(え、ルンバがいる。あれは夢ではなかったのかい?
あ、そうだ、私が抱えて川に入ってしまったのだった。いや、失態だねぇ。
そういえばなぜ敦君はルンバが私を助けたと言ったのだ?ルンバは家電の筈だろう?
まさか誰かの異能なのか?しかしルンバが自我を持つのは果たして危険なのか…)
グルグルと頭で考えを巡らせていたが、答えは見つからず、中島の心配そうな声によって現実へ引き戻された
「敦君、このルンバを警察へ落とし物で届けるか、国木田君へのお土産としてもって帰るのとどっちが良いかい?」
中島は考え、国木田に、迷惑がかかるかも知れないが、不本意ながらこう答えた
「…探偵社へ連れて帰りましょう」
もしかして:ルンバはうわっよぃ→←え、頭おかしくね?なんて家電に言われたくない。
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左探偵(プロフ) - 弥殊さん» かわいい……かわいいですか。かわいくかけてたらいいなぁ(*'ω'*) (2019年7月30日 3時) (レス) id: ffa65c1303 (このIDを非表示/違反報告)
弥殊 - なんか題名からしてすごいあれですね(語彙力)て言うかルンバがなんかかわいく見えてきましたよもう...面白いです... (2019年7月29日 23時) (レス) id: 2aedb36fc2 (このIDを非表示/違反報告)
左探偵(プロフ) - 流希さん» 追加されました作品の作者の1人左探偵です。番外編の編集をしているので、ぜひ楽しみにしていてください。 (2019年7月8日 8時) (レス) id: ffa65c1303 (このIDを非表示/違反報告)
流希(プロフ) - はじめまして、まさかのルンバ?!と思い笑いました。お気に入りに追加しました!面白いです (2019年7月8日 2時) (レス) id: aced7dc392 (このIDを非表示/違反報告)
左探偵(プロフ) - あぐりさん» ルンバです() (2019年6月17日 8時) (レス) id: ffa65c1303 (このIDを非表示/違反報告)
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