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40.原因不明 ページ41




テスト週間に入る。

カラ松先生が昨日の送迎の時に
言っていたのを思い出した。

何しろスケジュールなんて
気にもしなかったし。


二学期の中間テスト。

最初が肝心、とか言うやつ。


「テスト週間入るんで範囲配りまーす。」


松野先生の授業もぼーっとなりがち。

最近意識しすぎで授業も
顔が見えづらくなってきたけど。

憂鬱とモヤモヤでなんだか今は
いけそうな気もしてくる。


松野先生はいつものようにダルダルと
していて、テスト範囲のプリントを
テキトーに配った。


「.....。」


...なんで私は気にかけてるのだろうか。

やっぱり好きだから?
見ると心臓が早くなるのも?


「.......!!」


肘を付けて松野先生を
ガン見していると不意に目が合った。

慌てて目をそらす。


いや、これは条件反射...?


「テストは比較的簡単だけど見くびって
勉強怠ると赤点になるから、マセガキ共。」


松野先生は威圧的に生徒を
脅し入れた。

若干恨み買ってそうで怖い。

ってか、ものすごいさりげなく
最後に悪口聞こえた気がする。


やたら低い声が
教室中に響いた。











授業が終わって一息つく。

今日もなんだかんだ
胸がキュッとした。



「長嶋。」

「ギャッ!」


横を見ると松野先生が突っ立って
上から見下ろしてきた。

やけにすごい威圧が私に冷や汗をかかせる。


そして、何気近い。

慌てて先生と目線を
合わせるために立ち上がった。


「な、なんですか。」

「これみんなに配っといて、めんどいから。」

「え.........。」

「あ?」

「はい!やります!ごめんなさい!!」


松野先生は私にやけに多い
プリントをドサッと置いてきた。


配っといて、って。

私はパシリか!!と恨んだ。
そして上から見下ろしてくるのが腹立つ。

けど、なんか憎めない。


「お前は国語係だから高得点くらい
取れて当たり前だよね。」

「.....え、何言ってるんですか。」

「90点以上取らなかったら罰金10万だから。」

「それ恐喝ですよ!!!?」


そして最後に全く関係ないことを
言い放たれた。

やっぱり理不尽すぎる。





けど、何故か

松野先生がニヤつく顔に
私は無性にドキドキした。

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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時

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