検索窓
今日:10 hit、昨日:20 hit、合計:61,129 hit

39.できるだけ手早に ページ40

「おはよう、長嶋さん。」

「あ、...どうも。」






次の日、バスで学校に行くと
職員玄関への階段を登ろうとする
カラ松先生と松野先生に遭遇した。

よく会うなぁ...、と思いつつ
カラ松先生に返事をした。

横にいる松野先生は無表情で
その場にいるだけで私は何故か
ソワソワした。


「昨日送ったんだ、一松先生。」

「...へぇ、公然わいせつ罪で捕まればいいのに。」

「何言ってるんだ、やましいこと
なんてしてないぞ。」


松野先生は口角を少しあげて
ニヤつくとカラ松先生に追い討ちを
かけるようにそう言った。

私とカラ松先生はギョッとした。


...ポロッと闇発言するよなぁ。


「こんな奴に色目使うなよ。」

「つ、使ってませんって!!」

「どうだか...その辺の女子共は
みんなクソ松先生が好きなんだよ。」

「.....え、。」


松野先生は私の顔をじっと
見ると静かにそう言った。

皮肉にしか聞こえないけど。


「いや、一松のがモテるだろ。
だってバレンタインの時2袋分もら...」

「貰いたくてもらってんじゃないから。」

「........。」


カラ松先生は松野先生の方が
モテることを謎に主張してきた。

松野先生は満更でもなく
それを嫌がったけど。

私はどう反応するべきか迷った。








「あ、いちまつせんせーと、
カラまつせんせーだー!!!」




その姿を私はじっと呆れながら
見ていると、遠くから声が聞こえた。


...あ、

この前の、1個上の人達だ。
あんなに遠いのに声がよく通る。


また私の胸はざわつく。



「今日も元気だな〜カラ松girl!!」


カラ松先生は満更でもなく嬉しそう。
手振ってるし。

やっぱりモテるのは嬉しいんだ。






...けど。





「早く行けば。」

「へっ、」

「生徒はとっとと教室行け。」



松野先生がため息をついて
何を言うかと思ったら私に
すごい目付きで追い払ってきた。

カラ松先生に「早く行きますよ。」と
言って松野先生は退散しようとした。



そして、去り際に







「....しつこい女無理だわ。」






とだけ言い残して言った。




カラ松先生は「え?」と言いつつ
松野先生について行った。

あの取り巻きの女の先輩たちも
「行っちゃったー」と叫んでいる。


私に手を振るカラ松先生に一礼してから
私もその場から早めに立ち去った。




「.........。」





...めんどくさいこと
嫌いなんだな。



40.原因不明→←38.馴れ馴れしい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。