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29.嫉妬? ページ30

「あ、遅かったね!!」

「遅かった、じゃない!!」

「え?」


職員室前で待っていた百合が
そう言って駆け寄ってきた。

...お前のせいで私は恥かいたんだぞ、
とばかりにガンを飛ばす。


「さっき松野先生購買行ってたから
居なかったの?」

「居なかったよ...けど、ワーク散らかして
カラ松先生に手伝ってもらってた時に来た。」

「え〜三角関係...。」

「百合のせいだって!!!」

「あぁ〜...ごめん、悪ふざけ。」


足早に教室に帰ってドアをガラッと
開けるとみんなが一斉にこっちを見てきた。


「私外で待ってたじゃん?」

「...うん、」

「なんか、女生徒に絡まれてた!」

「.....そうなんだ。」


女生徒、というワードに少し
ピクっとした。


...別になにってわけじゃない。

先生だって人気あるし、
先生だから色んな生徒とも話すし。

時間が無いため弁当箱を
早く出してご飯にがっついた。


「松野先生人気だね。」

「.....先輩ってなると、なんか。」

「ん?嫉妬?A。」

「ちがうよ...。」


昨日の先輩かな。

...あんな下級生といる中に
割り込めるほど強メンタルの持ち主。

私の存在に気づいてなかった?

...怖い。しかも一個上。



って、これ嫉妬?



「なんかね、先生奢って♡って
抱きついてたけどね。」

「うわ...。」

「松野先生は、『財布に13円しか
ないから無理』って言ってあしらってた。」

「.....あしらい方えげつない。」

「多分しつこい女嫌いなんじゃない?」

「あ〜...。」


百合が松野先生のモノマネを
していたのが意外と似ててソーセージを
噴き出しそうになった。

……似てるし。


想像出来そう。
松野先生があしらってるとこ。

...てか、昨日見た気がする。
なんで想像したら私は心が痛くなるんだ。


「ため息ついてるけど。」

「.......なんか、心痛い。」

「えっ、なにそれ!?怖!!」

「...なんだろう。」



相談してみたら百合は
「絶対それ嫉妬だよ」しか言わなかった。

いや、松野先生相手に...。






「そう...なのかな」





私は白い米粒を見てそう呟いた。

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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時

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