21.混乱 ページ22
「あの...話が全く分からないんですけど。」
・
私が話しかけてみた側の迷惑者なのに
状況についていけず困惑してしまった。
その人は「え〜?」とまた歪んだ顔を
するとまたゲラゲラ笑ってきた。
「え、さっきのでわかんなかった?」
「松野違いですか?」
「んー、あってるっちゃあってる!
けど、そうじゃない!!」
「そうじゃない...?」
私がバカなのかもしれない。
多分単純。
けど単純が難しく聞こえる。
「もう少し簡単にお願いします。」
「え、うわ、マジか。理解できない?」
「よく分からなくて難題です。」
「そっか、難題か〜。」
その人は冷静な判断でつっこんでくれた。
...じゃなくて、説明してくれた。
「ボク松野っていうけど、松野じゃありません!」
「え、違うんですか?!」
「違います!!僕は隣町の高校で働いてる
英語科の、松野トド松です!!」
「.........いや、それ松野ですよね?」
「え、うん?」
松野トド松先生、とやらは
意味不明な説明をしてきた。
ますますはてなになる。
「.....あの、松野一松先生は...、」
「え、あの闇人間?ボクの兄さんだよ?」
「えっ、」
「えっ?」
私はそのあと2回くらいそのやり取りを
してからやっと意味を理解した。
いや、...バカなのかもしれないけど。
「まさかボクのこと一松兄さんと
勘違いしてたわけ?」
「え、...はい。」
「マジか、死ぬしかないかなー、」
「え!?」
改め、トド松先生は
松野先生の兄弟の末弟にあたる人らしい。
そして、隣町の高校で英語を
教える先生らしい。
というか、6つ子で教師らしい。
...6つ子?
「え、まさかカラ松先生って...。」
「あ、そうだよ。」
ふと、松野先生を思い出して
カラ松先生を思い出した。
聞いてみたら肯定したので
私は今日1番の衝撃をうけた。
「.....似てます?」
「えぇ!!?嘘!?似てない!?唯一!?怖!!」
「えっ?」
「えっ、」
トド松先生も私の発言に今日1番の
衝撃とショックと恐怖をうけたらしい。
・
98人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
永松 - すっごくいいです!夢主のなんとももどかしい感じと一松先生のツンデレ?感がすごく甘酸っぱくて可愛いです!(๑♡∀♡๑) (2022年11月16日 7時) (レス) @page11 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2017年6月19日 1時