退役軍艦 ページ1
「ソ級に対抗するには私達だけじゃぁ力不足だと思われます。」大場栄がはっきりとした口調で言う。そのことは、高級参謀を含め、多くの幕僚が分っていた。すると、宇和島信行(うわじまのぶゆき)元帥が、一隻、退役軍艦だが、強い艦が居る。とフッ口を開く。
「それは名案だ。」大林三郷(おおばやしみさと)中将が言う。
「では誰が行くのだ?」
「吹雪に行かせよう。アイツは顔が広いしある程度学もある。」江戸兵太郎(えどへいたろう)少将が吹雪を推薦する。他には推薦する者は居なかった為、その退役軍艦を鎮守府に編入するため、吹雪と随伴艦として50万トン戦艦・日本、プリンス・オブ・ウェールズが編成された。道案内は、同じ艦隊に所属していた青龍だった。
(どんな艦何だろう...?)吹雪はそんな期待を胸に膨らませて行った。
「彼奴は結構考えることが石頭だからな。うまくいくとは思うなよ。」
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作者名:伊吹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=sea
作成日時:2022年4月21日 0時