女の子の日 ページ10
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ガチャ
勝利「？、あっ…Aちゃん、おはよ…？」
ドアが開く音が聞こえ そこに目線を移すと、いつもより元気の無いAが入ってきた。
A「おはよ…」
小さな声で返事をして、勝利の隣に座るA。
勝利「Aちゃん、どうしたの？」
A「勝利、ちょっと肩 貸して…」
勝利「…いいけど…」
いつもよりテンションの低いAに、驚きながらも素直に肩を貸す勝利。
A「………はぁ」
勝利の肩に頭を置くなり、小さくため息をついて目を閉じるA。
勝利「え、ほんと どうした…」
健人「勝利、Aのお腹 撫でてやって」
勝利「へ？お腹…？」
突然 健人にそう言われ、混乱しながらも優しくAのお腹に触れる勝利。
マリウス「Aちゃん、どうしたのかな？」
聡「んー？お腹 痛いのかな？」
いつもと違うAに心配そうなマリウスと、何となく状況を把握した聡。
風磨「…A、薬は？」
A「さっき飲んだー。勝利ー。ちょっと腰も、さすって…」
勝利「へ？腰も？え、なんなの？」
健人「え、気づかないの？松島でも、気づいたのに？」
聡「健人くん…それ、どういう意味？」
軽くディスられて抗議する聡を無視して、近くにあったタオルを Aの膝に掛ける健人。
健人「珍しいね？」
A「ありがとう。…マジ、今回のはキツい。頭も痛いし…トリプルパンチもいいところだよ…」
はぁー…と ため息をつき、勝利にもたれかかるA。
風磨「撮影、最後にしてもらう？」
A「んーん。大丈夫…多分、もう少しで…落ち着……zzZ」
勝利「え、Aちゃん、寝ちゃったの？」
聡「勝利、そんな大声出すとAちゃん起きちゃう！」
薬の効果もあったのか、そのまま眠りにつくA。
そんなAに驚いて声をあげる勝利を注意する聡。
マリウスは、何事かと心配そうに見つめていた。
健人「いつもは、気持ち悪いーってだけなのにね」
風磨「だな。けど、たまーにキツイのがくるらしいよ？」
健人「どうする？このまま、寝かせとく？」
風磨「んー。けど、勝手に変えたら怒るだろうし…始まったら起こせば、いいんじゃね？」
健人「だね。勝利、それまで お願いね？」
勝利「あ、うん…。ねぇ、Aちゃん、どうしたの？」
聡「勝利、本当に分からない？」
勝利「何が？」
聡の問いかけに、本気で分からないって顔をする勝利。
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作者名：聖子 | 作成日時：2018年9月16日 1時
