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十五話。 ページ16

このまま、死んでしまうのだろうか
その方が良いのかな、だってもう



苦しまなくて済むんだから...


だがカノはそんな事しなかった。








カノ「今からゲームしよう?息止めゲーム♪
ルールは簡単、僕がAちゃんの息を
止めるからAちゃんは我慢してね
我慢が限界になったら


僕から息を補充してね」




A「!?」

カノ「じゃあスタート」


口と鼻を押さえる手の力が、さらに
強くなった。
嘘でしょ。

____息が続かなくなったらカノとキス




カノは、ニヤニヤしながらこっちを
見ていた。




カノ「どうする?息しないと死んじゃうよ?」

こんなやり方好きじゃない。
だけど既に私の息は無くなり始めていた




カノ「うーん、どこまで持つかな?」





カノ「でも呼吸困難で死んじゃうのは良いよね、跡が残らないから」





カノ「まだ?準備万端だよ〜?」

A「...」

もう、限界
私はカノの近くに寄り、酸素を貰うため
キスをした。



チュッ



A「!?」

しかし入ってきた酸素は皆無で
部屋に甘苦しいリップ音が響いただけだった。


カノ「あれれ?10秒は待たないと」


またニヤニヤ嗤われる。


カノ「あと8秒!」




嘘だ、もう5秒は経ってるのに

カノ「な〜な秒〜♪」



...っ


カノ「あと六秒で上げるね〜♪」


ああっ


チュ


カノ「止まんない...」


チュッ



チュッ



A「待って!」

カノの肩を掴み、やっと息を吸えた。


はーはー。
はー...

荒々しい呼吸のあと、カノがあれ?と笑う



カノ「何で止めちゃうわけ」

A「だ....だって...」



キス...

顔が赤く染まり、俯くとカノが顎を上げさせ
嗤った。


今までと違う真っ黒な笑顔

こんな表情(かお)のカノ、見たこと無かった。




カノ「ねえ、何で止めたの?そんなに僕の事嫌い?誰にも必要とされてない?可笑しいよ
Aちゃん...ねえ」




カノ「Aちゃんが ほ し い よ」

カノと私の唇が重なった。

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真ん中さん - ヤンデレすごい書くの上手です! (2017年10月18日 19時) (レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫陽炎 - こ、これはすごい……!!文才ありすぎですよ作者さん! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 241e025b8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり - カゲプロ大好きカゲプロ厨さん» なんで。てか名前いたいね (2016年11月13日 22時) (レス) id: eb6bd675cb (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - コユさん» 文才など皆無ですよ、、コメントありがとうございます! (2016年7月31日 15時) (レス) id: 31ccddbd6a (このIDを非表示/違反報告)
コユ - ぶ、文才が、羨ましいです... (2016年7月31日 10時) (レス) id: 709004cd4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*藍夢ナズ* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nazuna920/  
作成日時:2016年3月9日 19時

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