検索窓
今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:22,306 hit

二十一話。 ページ22

キド「...起きたかA。熱があるかと思って心配したぞ」






目が覚めるとあったのはキドと、アジトの天井。見慣れた光景と、そう思ったことに既視感があった。


私はあの時キドに抱きついて...





A「キド!早くそこから離れて」

キド「何だ、虫でもいるのか」

A「違う...」




キド「なら問題ないじゃないか」

A「いいから離れて!」



強い口調で言うとキドは私から離れた。
カノはまだ居ないか...

キド「おい。離れたが何も起こってないぞ。A。」

A「ごめん、でも...」

突き放すような言い方をしてしまった事に罪悪感を感じた。









ふとその時足音がし、私は急いでアジトを離れる。
A「さ、散歩してくる」


キド「...?」(頭でも打ったか)









走って辿り着いた所は公園だった。
幸い、人はいない。


砂場を踏みブランコに腰かけた。
オレンジ色の子供用シャベルが無造作に転がっている。
斜めに陽が差していた。



ブランコを揺すり、声をあげて








泣いた。









修哉の敵になるようなこと言って、私のバカ...


こんなんじゃ、助けられそうに無いじゃない...









暗くなるまで泣き続けた。









シンタロー「おい。」

A「す.....シンタロー?」






シンタロー「Aか?」


ぼやけて見えたのはコンビニ袋と青い袋を持ったシンタローだった。









シンタロー「何ぼーとしてんだよ。帰るぞ、
あほ」
わざわざ声かけてくれたんだ...
だけどもし帰ったら修也が...




A「嫌」

シンタロー「嫌...そうか」





シンタローは二、三歩歩き、
いやいや帰るぞと突っ込んできた

A「帰らない」




シンタロー「アジトはどうすんだよ!?てか寝床は?」





A「野宿する」

シンタロー「は?」






結局 連れてこられた。

二十二話。→←二十話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真ん中さん - ヤンデレすごい書くの上手です! (2017年10月18日 19時) (レス) id: c98b21a52a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫陽炎 - こ、これはすごい……!!文才ありすぎですよ作者さん! (2016年11月13日 22時) (レス) id: 241e025b8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり - カゲプロ大好きカゲプロ厨さん» なんで。てか名前いたいね (2016年11月13日 22時) (レス) id: eb6bd675cb (このIDを非表示/違反報告)
ナズナ(プロフ) - コユさん» 文才など皆無ですよ、、コメントありがとうございます! (2016年7月31日 15時) (レス) id: 31ccddbd6a (このIDを非表示/違反報告)
コユ - ぶ、文才が、羨ましいです... (2016年7月31日 10時) (レス) id: 709004cd4e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*藍夢ナズ* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Nazuna920/  
作成日時:2016年3月9日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。