CHAMBER OF SECRETS【Harry Potter・男主】 (ページ3)

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act.1 ページ3

階段で話している男性一人と生徒二人。金髪長身の男性はそこに近づいて行く。

『その二人が暴れ柳を傷めた犯人か』

「あ～Mr.コックスその通りです」

『そうか、そこの二人ついて来なさい』

空飛ぶ車で暴れ柳に不時着してしまった二人、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリーは“あれは誰？”などと言いながらフィルチに話しかけた男性（名前）・コックスの後をついていく。二人がつれてこられたのは魔法薬学教授セブルス・スネイプの元だった。

『セブルスつれて来たぞ』

スネイプ「ご苦労」

ハリーとロンは神妙な面持ちで目の前に立つスネイプを見る。スネイプは机から新聞を目の前に上げ二人に見せた。

スネイプ「貴様ら二人が乗った空飛ぶ車が、少なくとも7人のマグルに見られてしまったのだぞ。事の重大さが分かっているのかね」

言いながらスネイプは目の前から新聞を下ろし二人を順に見た。二人の後ろではここに連れてきた（名前）と、共について来ており猫を抱えたフィルチが成り行きを見ている。

スネイプ「更に暴れ柳も相当な被害を受けた、お前達が産まれる前から植わっていた貴重な木が」

その言葉を聞いて（名前）は顔を歪めた。

ロン「でもスネイプ先生、僕らの方が被害を受けました」

スネイプ「黙らんか！」

そこで座っていたスネイプは立ち上がる。

スネイプ「もしお前らが私の監督するスリザリンの生徒であったなら二人とも汽車で送り返してやる、今夜だ」

ハリーとロンは怯えた顔をしながらスネイプの話を聞いていた。

スネイプ「しかるに…」

「君の寮ではない」

まだ続けようとしていたスネイプの話を遮りダンブルドアとマクゴナガルが入ってきた。