白虎の物憑き、ブラック本丸へ行く (ページ7)

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霊力ページ7

ASide

鶴丸がふすまを開けると何か金属がぶつかる音がした

？「！……そこをどけ、鶴丸」

鶴「それはできないなぁ？…三日月」

三「…何故だ？まさか、俺たちが人間にされてきたことを忘れたとは言うまいな？」

鶴「そんなわけないだろう……忘れるなんてしたくてもできないというのに…」

鶯「取り敢えず刀を降ろせ。話はそれからだ」

そう鶯丸が言うと鶴丸と三日月…？さんが刀を降ろして鞘に収めた

？「……鶴丸殿と鶯丸殿は何故その人間に付いているのですか？」

鶴「昔にした約束だからだ。……俺達はずっとAを待っていた。やっと会えたんだ、離す気はない」

鶯「まぁ、詳しいことは後で話す……この本丸に居る全振りの手入れが終わった後でな」

三「ほぅ……手入れ、か。どうせその人間も手入れをしたらまた俺たちを虐げるのだろう？」

鶴「それは絶対にないぜ。Aの霊力はとても澄んでいて暖かく、心地の良いものだったからな」

鶯「霊力はその者の心を映す。Aは純粋な心を持っているから前任のようにはならないだろう」

三「……まぁ、その人間が不審な動きをすれば切り捨てればいいだけのこと。…みな、審神者の手入れを受けるが良いな？」

そう三日月さんが聞くと周りの刀剣達は頷いた

三「では審神者よ、頼んだぞ」