白虎の物憑き、ブラック本丸へ行く (ページ2)

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行ってきますページ2

ASide

自室でゆっくり本を読んでいたら下のほうが騒がしいことに気づいた

また由希兄と夾が喧嘩してるのかな？

『……？』

喧嘩ではなかったみたい

でも知らない誰かと話してる？？

一階に降りると、由希兄たちが誰かと言い争っている

すると、相手の方が私に気付いて私の所に近付いて来た

役「はじめまして、草摩Aさん。私は時の政府の役人の者です。突然ですが、審神者になりませんか？？」

『…審神者？？』

役「審神者という者は眠っている物の想いや心を目覚めさせ、自ら戦う力を与え、振るわせる、技を持つ者です。敵の歴史修正主義者たちから過去の歴史を守って欲しいのです。貴女にはその力があるのです！だから、貴女を迎えに来たのですよ」

由「この子は駄目です！！それに貴方の話では危険な場所に妹を行かせようとしてるんだろ！？ブラック本丸とか言う危険な場所に！！絶対に行かせません！！A、君も危険な場所に行きたくないよね？？」

夾「そうだぜA。今回ばかりはこいつに同感だ」

『…………………』

何故だろう

行かなきゃ駄目な気がする

『…正直少し怖いし、大好きなみんなと離れてしまうのは寂しい…けど、こんな私でも役に立てるのなら、……行きたい』

由希・夾「「Aっ！！」」

『心配しないで、大丈夫。私もね…強くなりたい………だから、応援して？』

由「…A…分かった。でも、駄目だと思ったらいつでも帰って来てね。」

夾「A…絶対帰ってこいよ。あと、いつでも連絡していいからな」

『うん‼ありがとう由希兄、夾』

紫「気をつけてね‼怪我しないでね‼あと、他の人達にもAちゃんのこと伝えるからこっちのことは気にしないでいいからね」

透「Aちゃんっ‼頑張ってください‼連絡してくれるの待ってますからっ‼」

『うん‼紫呉兄も透もありがとうっ‼たくさん連絡するからね‼』

役「決まったのなら、行きましょうか。」

『はい。…っ、由希兄、夾、紫呉兄、透‼……行ってきます‼』

全「行ってらっしゃい‼」

こうして、私はブラック本丸へと向かった