桜のそばでおやすみなさい【フィッシャーズ】

おやすみ１１ ページ14

シルクside

モトキ開花さんが大変なことになってる。これるメンバーはすぐ来て!


頭が真っ白になった。



一瞬、何をすればいいのかもわからなくなった。

たらこ待って、すぐ行く。詳しいことはそっちで聞くわ。


とりあえずの判断



そのあとは家を飛び出して全力ダッシュ。


鍛えてて良かったって思った。



病院での受付中、息切れしてる俺への視線がいたいのなんの。


シ「モトキっー･･･！」

モ「シルク！どうしよ、かいかさんが、先生は、すぐおきる、っていった、のに、なかなか、おきな、くて」

シ「落ち着けモトキ。ほら、深呼吸、深呼吸」


モトキを落ち着かせてるうちに、ダーマとマサイも来た。モトキから事情を聞いて、結果俺らは待つことにした。
ーーーーーーー三分後ーーーーーーー

ダ「大丈夫･･･だよな。」

マ「･･･多分。」

こいつらも薄々気付いてるっぽいが、さっきから嫌な予感しかしねぇ。

なんとなく、だけど

本能的に動いた。

シ「･･･帰ってこい。みんな、お前のこと心配してまってんだよ。




まだ･･･




まだ、お前と桃華のフィッシャーズ歓迎会･･･してねぇだろうが･･･。」


つぅ、と開花の目からこぼれた涙。


少しして、開花の大きな目がゆっくりと開いた。



ゆっくりと起き上がって、みんなを見ながら微笑んで言った。









桜「･･･ただいま。みんな」


窓から見た、沈みかけの夕日よりきれいだった。

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