【ハイキュー!!】天ノ弱《月島蛍》

天ノ弱15 ページ15

あの、さ、

これは一体どういう状況なのでしょうか！？



「ねぇ....聞いてるの？」



私の後ろには、壁


私の右側には、手


そして、


私の前には、










＿＿＿＿蛍。




「あ、あの？つ、月島くん？」


"月島くん"

その言葉に彼は顔を歪めた。


「........ごめん。A、ごめん。」



彼は、顔を下にしたまま、

謝り続けている。


「.......何がですか？」


わかってる。

ごめんね。蛍。



私、最低だよね。



今の蛍見れば分かるよ。誰だって





でもね、







１回うまれた溝は


疑いをうむんだよ。



あぁ、私なんて性格悪いんだろうね。


「A、ごめんね。本当は.....」


「蛍」


ごめんね。蛍


「蛍、私さ


蛍のことずっとずっと好きだったの。」


別れた後も、ずっと。


そう告げれば



返信の変わりに










ｷﾞｭｯ







蛍の腕の中。






あぁ、久しぶりだなぁ....




「Aごめんね。本当は、僕も好きだった。」


でも、



そう繋げた君の言葉に

今までの自分がなさけなくなった。



今まで、ずっと嫌われたのだと、

他に好きな人が出来たのだと、

そう、思っていた私は


最低だ＿＿＿＿

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