【探偵チームkz事件ノート】〜事件の記憶は知っている〜

。*・*第21話*・*。 ページ10

アーヤside



そこには、先生と、もう1人とても顔のパーツが整ったかっこいい男の子がいた。
その男の子は、493点で2位の子らしい。



…あ、この子テストの時に1人だけ変な驚き方してた子だ。



先生が、その子の名前が「砂原翔」だということを教えてくれた。



……「砂原翔」……?


どこかで聞いたことがあるような…
でも、どうしてもわからない…


そんなことを考えていると、その、砂原クンが話しかけてきた。


「よっ！久しぶり、立花！」



…久しぶり…?


会ったことある気しかしない…
でも、どこで…


…やっぱり記憶を失う前、かな…?



だとしたら、私…
申し訳ないけど、分からないな…


そう言おうとしたら、先生が、
「今日お前らを呼んだのは。」



そうだった…


何で、1位の私と2位の砂原クンはこんなところに呼ばれたんだろう?


そう思っていると、
「お前らを、秀明高等部のkzに入れようと思ってな。」

kz?
何それ。


「あの、kzって何ですか?」


そしたら、砂原クンがとっても驚いてた。


???
何か変なこと言ったかな?


それには気付かず、
「ああ。kzって言うのはな、偏差値70以上のエリートが集まったサッカーチームだ。
サッカーチームだから男子ばかりだし立花はマネージャーということになるが…
どうだ?入るか?」


マネージャーかぁ…
やったことないし(多分)やってみようかな…


それで、
「「はいります!」」
って言ったら、砂原クンとハモった。


へぇ…砂原クンも入るんだ…


「そうか、2人とも入ってくれるか!
分かった。入ることは伝えておくから、先に教室に行ってなさい。」



それで、私達は教室へ行った。


kzかぁ…


どんな人達がいるんだろう?

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