.好き？【sm→kr sh←Br】 ページ8
複雑な関係性ですね……←
.
kr「あー、食べた食べた」
sh「お前やけ食いに入ってたろ」
kr「まだまだ」
sh「そろそろ諦めついたか？」
kr「それお前が言うか？」
sh「……」
一段と暗さを増した夜の中を2人で歩いていく。
軽く駄弁りながら、光の入らない路地裏を避けて、歩いていく。
暗い場所は何が起きてもわからない。
何かが起きていてもわからない。
sh「……お？」
kr「ん？」
sh「……あっち、ぶるっくとスマイルが居ないか？」
kr「マジで？」
指を差している方向に目を凝らして見れば、確かに街灯の下にそれらしき人物が2人立っている。
いや何で見えたし。
sh「おーい」
俺もシャークんに習い大きく手を振ってみれば、こちらに気付いたのか手を振り返してくる。
取り敢えず向こうへ走り寄った。
kr「お前らも居たんだな」
sh「もう遅いぞ？」
Br「それブーメランだからね？」
sm「俺らは人を待ち伏せ中だから」
……待ってるならまだしも待ち伏せ？
kr「誰待ち？」
sm「お前ら」
sh「ん？」
Br「え？」
は？
kr「何やってんだよ……」
Br「まぁ話があるからねー」
sm「ほんとならこんな急ぐ気もなかったけど」
sh「結局何が言いたいんだよ」
sm,Br「さあ？」
さあって……。
何処か楽しそうにこちらを見る2人の目には、俺らしか映っていないようにも見える。
狂気的な何かは特に感じないが、疲れているような、悔しがっているような、……悲しがっているような気がする。
見透かしているような、知っているとでも言うような。
kr「俺らも早く帰りたいし、要件をどぞ」
Br「ふはっ、ごめんごめん。いやさ、」
無言のスマイルに肘で小突かれたBroooockは、俺がしていた無理な笑顔を浮かべている。
sm「遠回りはもうしない」
Br「……ま、迂回し過ぎたしね」
スマイルとBroooockが顔を合わせている。
……この哀愁漂う空気は知ってる。
この流れは、知ってる。
さっき俺らが経験した。
さっき、俺らが作り出した。
じっと俺らを見つめている2人が、そっと息を吸う音が聞こえる。
『
『
にこっと、笑っていた。
.
.舞台の上で。【sm→kr sh←Br Na×kn】→←.帰り道【( →)kr sh(← )】
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音猫 - .....凄すぎる...神作品すぎますね.....設定が神がかりすぎてて、文才ずば抜けてて、え..?貴方は神ですか？() (2022年6月17日 21時) (
レス) @page17 id: 2d3bbad919 (このIDを非表示/違反報告)
珠利(プロフ) - yuimaさん» コメントありがとうございます。私も好きなんですよねぇこういう感じの (2019年11月16日 8時) (レス) id: 31e70f28a3 (このIDを非表示/違反報告)
yuima(プロフ) - こーゆー意味深のお話好きなんすよねぇ (2019年11月16日 7時) (レス) id: 4ca92fa544 (このIDを非表示/違反報告)
珠利(プロフ) - 黒歴史を知っている人さん» コメントありがとうございます。そしてその数年後が末恐ろしいですね…… (2019年10月17日 6時) (レス) id: 31e70f28a3 (このIDを非表示/違反報告)
黒歴史を知っている人 - とても良かったです。ただ数年後にこれを自分で見たら目の前が真っ暗になりますよ…… (2019年10月17日 4時) (レス) id: 81037a3ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠利 | 作成日時：2019年10月12日 17時
