.おわり【kr→Na×kn←sh】 ページ6
前半gdgd回。
.
sh「そもそもあれまで持ってくかの話になるけど」
kr「でもやっても撃沈する未来しか見えねぇ」
sh「だからこその約束だろ」
kr「まぁね」
困惑顔のNakamuときんときは放っておいて、シャークんと話を進める。
今2人に注意を向けたら、何仕出かすかわかんない。
俺も、シャークんも。
kr「やる?やらない?」
sh「やりたくない」
kr「同感」
顔を近付けて、小声で話す。
困惑したままのNakamuとは違い、立ち直りが早かったきんときは困り顔でスマホを弄っている。
きんときは見れる、Nakamuは無理。
Na「……きんとき何やってんの?」
kn「謝罪」
Na「何やってんの!?」
何やってんだ……?
sh「……で?」
kr「……そうだねー、まだ引きずる?」
sh「流石にそこまでの勇気ない」
kr「だろうな俺もない」
sh「堂々巡りか」
ほんとにな。
……でも、もうやめていいか?
kr「やめる?」
sh「やめたい」
kr「決定。どっち先?」
sh「同時だろ」
kr「約束だしね」
近付けていた顔を離し、Nakamuたちの方を見る。
この意気地無しじゃこれがやっとだからね。
kr「俺らの好きな奴教えてやろうか?」
Na「え、いいの?」
kr「もう諦めた」
Nakamuときんときに相談受けて、希望が無いって知った時にシャークんとした約束。
ずるずる引きずって今日に至る。
……。
"フラれる時は、一緒に。"
ずいっとNakamuの横に移動する。
シャークんはきんときの横。
2人を挟んでシャークんと目を合わせる。
そっとNakamuの耳元に口を寄せた。
kr「__ずっと好きだったよ、なかむ。結局振り向かせられなかったけど」
Na「……ぇ?」
そのままの勢いで、頬に軽くキスをした。
もう一度シャークんと目を合わせ自分の荷物を掴み、硬直した2人を置いて教室のドアの前に立つ。
kr「じゃあね!」
sh「じゃあな!」
2人で教室から飛び出した。
……そーだよ。
フラれる時は、なんて言って結局その言葉を聞くのが怖くて逃げ出す意気地無しだよ、俺らは。
……知ってるよ、そんなこと。
kr「……スッキリした?」
sh「……全然」
kr「……俺も」
いつの間にか日は既に傾ききっていた。
..
「……もしもし?」
『もしもし。なんだ、突然の謝罪メールの謝罪でもしてくれるのか?』
「それ以上の謝罪を持ってきた」
『は?』
.
まだ終わりません。
.帰り道【( →)kr sh(← )】→←.援護射撃【kr→Na×kn←sh】
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音猫 - .....凄すぎる...神作品すぎますね.....設定が神がかりすぎてて、文才ずば抜けてて、え..?貴方は神ですか?() (2022年6月17日 21時) (レス) @page17 id: 2d3bbad919 (このIDを非表示/違反報告)
珠利(プロフ) - yuimaさん» コメントありがとうございます。私も好きなんですよねぇこういう感じの (2019年11月16日 8時) (レス) id: 31e70f28a3 (このIDを非表示/違反報告)
yuima(プロフ) - こーゆー意味深のお話好きなんすよねぇ (2019年11月16日 7時) (レス) id: 4ca92fa544 (このIDを非表示/違反報告)
珠利(プロフ) - 黒歴史を知っている人さん» コメントありがとうございます。そしてその数年後が末恐ろしいですね…… (2019年10月17日 6時) (レス) id: 31e70f28a3 (このIDを非表示/違反報告)
黒歴史を知っている人 - とても良かったです。ただ数年後にこれを自分で見たら目の前が真っ暗になりますよ…… (2019年10月17日 4時) (レス) id: 81037a3ae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠利 | 作成日時:2019年10月12日 17時