聖地巡礼。否、気づいたら本物

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暫くして入ってきたのは凛々しい女の人

髪飾りかとても綺麗だった


「立ち上がれるかい?」


私は頷き立ち上がる。

瀕死だったとは思えないほどの体の軽さに驚いた



「爆発に巻き込まれるとはとんだ災難だったねェ」

『道を聞こうとしてて…因みにそれって何日前ですか…?』



"今日は何日ですか?"って聞くのはどうも恥ずかしかったので遠回しにこう聞いてみた

女の人は一瞬不思議な顔をしたが、突然笑い出した




「あンたかなり寝てたからね。爆発が起こった間は今日だよ」

『えぇっ…で、でもこうして完治してるじゃないですか!?』


「…じゃあ説明してあげるよ。ついて来な」



混乱した頭は短絡寸前

私は丁寧に置かれたカメラを持ち、後ろをついていくことにした



今の私にちゃんとした状況整理なんてできない

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