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坂「六十七話目です。」 ページ24

綾乃は何も変わらない表情で川端を見る。

川「悪いと思っている、排球部を巻き込んでしまったこと。」

綾乃は何も変わらない表情で川端に近づく。
そして拳銃を構え川端に撃った。

川「危ねェ。」

それを軽々と川端は避ける。
川端も銃を構えた。

綾「確かに、それもそうだね。でも私が君に復讐しなければいけないことは………。」

川「なんだ?」

綾「君がお母様を殺したことに就いてさ。」

川端は嗤った。

川「真逆判っていたとはな、暴露ないと思っていたが………どうして判った。」

綾「完璧だったよ、でもね違和感があったのだ。初めて人を殺した感覚じゃないとね。」

綾乃は自分の手を見る。
まだあの時の感覚は残っていた。
自分にとって最も恐ろしいと云える人間を殺した感覚が。
だがもっと残っている感覚が綾乃にはあった。
なのにそれが何なのか覚えていない、判らない。

綾「でも君に殴られた時に思い出したよ。」

川端の目を真っ直ぐに見て云う。

綾「君、私が友人を殺したと云ったね?間違ってはいないよ。でも私は彼を呼んだだけだ。」

川「………そうだ、殺したのは俺一人だった。だがお前の母親に就いて何も関係が無い。」

綾「お母様は健康体だった、でもどうして突然心臓発作なんて起こす?理由は簡単。」

口の端を吊り上げて云った。

綾「薬だよ、君の異能なら薬を飲ませる事くらい簡単だ。」

川「………素晴らしい、よく其処まで辿り着いたな!」

綾「それはどうも………話は終わりだ。」

川「じゃ、お前の復讐劇を観させてもらう。」

綾「料金は命かな?なら、奢ってもらおう。」

川「勝てたらな!」

ジ「六十八話目だ。」→←織「六十六話目だ。」



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butterfly - 一万hit………?あざああああああすッ!!! (2018年12月15日 22時) (レス) id: 78aac5f523 (このIDを非表示/違反報告)
櫻夢 - 完結、此処まで付き合ってくださった皆様、本当に有難うございました。 (2018年11月4日 18時) (レス) id: a7ea16ccfe (このIDを非表示/違反報告)
パステル - 明日は晴れますか?→私の思いは晴れますか。日が沈みますよ。→さようなら、また会う日まで。 (2018年10月28日 14時) (レス) id: a7ea16ccfe (このIDを非表示/違反報告)
パステル - 中原中也の命日、あと一時間で終わる。← (2018年10月22日 23時) (レス) id: eeb37e86ec (このIDを非表示/違反報告)
パステル - 乱歩さん誕生日おめでとおおおおおおお!!!三期も名探偵としてがんばってくださああああああああい!!!! (2018年10月21日 22時) (レス) id: eeb37e86ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:櫻夢 | 作成日時:2018年8月17日 0時

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