屋上で出会った緑くん。

3話 ページ5

ぶーすと視点

A「失礼しまーす。」

ぶ「おじゃまします…。」

ズラッと卓球台が並んでいる。凄い。
同じ運動部だけど、陸上部とは大違いだ。

『お、あボタン。』

A「よーA‼」

Aさんが僕の方を見る。
なぜかドキッとした。

『隣の人って…たしか前屋上にいた…えっと、緑くんだよね？』

ぶ「w僕、緑くんじゃなくて、栗橋ぶーすとっていうんだ。」

『あ、そうなんだ。私は空乃Aっていうの。よろしくね。』

そう言って無邪気に微笑む。
僕の目には、あの時よりAさんが輝いて見えた。

モブ女1「Aちゃーん！試合しよ！」

『あ、うん。やろ！』

部活の時のAさんは教室にいる時とはまるで別人だ。
とっても生き生きしている。

A「な？あいつ面白いだろ？すぐ仲良くなれると思うぜ。」

ぶ「うん。そうだね。ていうか、Aさんて卓球めっちゃ上手いね。」

Aさんはプロの選手のような動きをしていた。

A「あぁ。あいつ卓球部の中で一番上手いからな。みんな勝ったことないよ。」

ぶ「へぇーそんな凄い人だったのか。」

やっぱり僕なんかが手を伸ばしても届かない場所にいる人なんだ。

A「まぁ、あいつゲームとか好きだからな。お前と気が合うと思うぞ。」

僕の思ってたことを感じ取ったかのようにあボタンは言う。

ぶ「そうだといいなぁ。」

意外とAさんが気さくな人だってことがわかった。
明日、話しかけてみようかな。

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どうも、作者です！
突然ですが、名前変更しました！

今日から獅穏@しおんになります！

いろいろ見てみたら、緋奈って名前の人が多かったので…。

前の名前も裏垢としてとっておきます！

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