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彼と別れてから、どこを目指すわけでもなく
歩いていく。
賑やかな街中の音が、今の私には辛くて悲しい。
地面を眺めながら歩いていると、空から何か
降ってきた。
(そっか、雨…)
朝、家を出る時にお母さんから言われたことを
思い出した。
今日の昼過ぎから小雨が降る予報になっていた。
小雨だから折りたたみ傘なんていらないだろう、
と思って大学に持って行ってなかった。
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(最悪…)
小雨と聞いていた予報は、少し外れたようで
普通に雨が降ってきた。
どこかで雨宿りをする気にもなれないから、
歩くことを続けている。
(いっそのこと、風邪でもひいて休みたい)
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____と思っていたら、急に左手を掴まれて
建物の軒下まで走らされた。
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作者名:こころ | 作成日時:2020年9月20日 0時