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【SV】
一人称:ワタクシ
二人称:アナタ
「さあ、ショーの幕開けです」
「オヤオヤ皆様お揃いで。お初にお目にかかります。ワタクシ、"ダレット"と名乗らせて頂いている者でございます。誠に僭越ながら、本日は皆様をお相手にワタクシのショーを披露させて頂きたいと思います。是非とも、最後までとくとご覧下さいませ!」
「アー、言い忘れておりましたが。本公演中の飲食、及び途中退席は御法度となっておりますのでご注意くださいまし」
「さてさて、まず初めに行いますはこちら! 皆様ご存知人体切断マジックでございます! この演目ではお客様の中から一人を舞台にお招きしたいと思います。それでは、エー……そこのお美しいアナタ! そう、そこのアナタです。さあ、素敵なレディ。足元にお気を付けてこちらに上がってきてくださいまし」
「それでは皆様、素敵な悲鳴を響かせてくださったレディに大きな拍手を!」
「さて次の演目に参りたいと──オヤ。エー、ご来場の皆様に大変嬉しいお知らせがございます! なんと、飛び入りゲストがいらっしゃいました! それではご紹介しましょう、エリミネーター! 盛大な拍手でお迎えください!」
「さあ、役者は出揃いました。これより特別公演『真夏の夜の夢』を始めさせて頂きたいと思います!」
「ご来場の紳士・淑女の皆様方──残念ですがお時間が来てしまったようです。大変名残惜しくはありますが、本日はここでお別れとさせていただきたいと思います。ワタクシのショーをお手伝いしてくださったレディ、ゲストのエリミネーター、そしてお忙しい中会場に足を運んでくださった皆様方。本日は本当にありがとうございました。それではまた会える日まで。A un de ces quatre!」
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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2023年4月24日 0時