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〈犯罪行為について〉
彼が「ショー」と呼ぶそれの主な内容(プログラム)は、ひと通り芸を見せた後に観客の中から選んだ「お手伝い」の女性の命を奪うという代物。異能で「操られている」と思い込ませることで人々をその場から動かないように仕向け、ある程度注目が集まったところで観客の中にいる特定の女性にお手伝いをお願いすることで彼女が舞台上に上がってくるように仕向ける──といった手法を用いて行われている。
異能の効果の持続時間が近くなると「終幕」と称して逃走。この時ちゃっかり殺した女性の遺体を持ち帰っており、食事にあてている。

ショーのプログラムは非常に緻密に練られており、お手伝いの女性はその場で選んでいる風に見えるが、実は全て事前に定められたターゲットである。いずれも彼独自の基準で選定された「この世から消えるべき女」。具体的には、いじめやハラスメントやそれに近い行為を行っており、間接的に人を死に追いやるような可能性を持った女性。別に彼女たちに制裁を加えるつもりはなく、自分の快楽のために人の命を奪っている以上、奪う命は初めから消えるべき醜いものであるべきという持論に基づいたもの。
ショーに至るまで、その女性の行動範囲や頻繁に訪れる場所などを洗い出し、更にその内いくつかの条件を満たしたショーを行うのに最も相応しい場所を選ぶという行程が存在するため上演スパンはかなり長め。ニヶ月に一回上演できれば良い方だと本人は語っている。

殺した女性の遺体を食べてはいるものの、食事目的で人を殺めているわけではない。彼にとって殺人とは「喝采」を得るための手段に過ぎず、その副産物として人肉を得られるのならばそれに越したことはないと考えている。

〈戦闘について〉
基本的に戦闘になる想定で活動をしていないため、武器等を特に携帯していない。
戦闘自体は然程得意ではないが、「ショー」の現場に駆け付けたエリミネーターを飛び入りゲストと称して捕物を演じることを公演のひとつの目玉としている。相手のエリミネーターが異能の影響範囲に入ってさえくれれば、ヒーローショーか何かのような「戦いごっこ」の範囲に留めるように促すことができるため、今のところエンタメとして成立している様子。25m以上離れて攻撃の出来る遠距離型の相手と致命的に相性が悪く、ショーの現場に駆け付けたエリミネーターがそれであった場合は最早成す術がないため公演を中断してさっさと逃走を図っている。

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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2023年4月24日 0時

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