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【備考】
聖女を擁する名家レフコース公爵家に第五子、次女として生を受ける。末っ子であることから兄たちに可愛がられながら何不自由なく育つ。かなり甘やかされて育ったのにもかかわらず我儘お嬢様にならなかったのは姉にその成分をほとんど持っていかれたというのが半分、癖の強い兄姉たちを見ていたらそれどころではなかったというのが半分。結果的に曲者揃いの家の中で常識人ポジションを担う羽目になってしまった。
最近の悩みは、兄姉の中では比較的まともな方だと思っていた二番目の兄がよくない趣味に目覚めてしまったこと。本人が幸せならばその趣味自体を否定するつもりはないが、それはそれとして今までがまともであっただけに反動が大きく受け入れ切れていない。それでも兄のことは変わらず愛しているし、他の兄姉たちも同様に大切な家族である。
■レフコース公爵家
コルデラクロイツ公爵家と共に「白の聖女」と呼ばれる聖女を擁する公爵家。コルデラクロイツ公爵家とは関係が深く、現レフコース公爵と現コルデラクロイツ公爵は仲が良いと評判。……というのはあくまで表面上の話であり、当人たちの間には学生時代から続く深い確執が存在している。
代々軍系の家系であり戦争によってアマルタルに侵略してくる者達を撃破し後顧の憂いを断つことに賛成意見を示している家系。歴代の当主は皆軍の上層幹部に名を連ねており領地での武器産業が盛んな為かレフコース公爵領の民も戦争賛成派が多くを占めている。生産の多い食料品は日持ちのする保存食として加工がしやすいものが多いなどかなりの産業を戦争に依存しているようにも見える地域。そんなレフコース公爵領が軍事力が強い故に犯罪が少なく、豊かである為に犯罪率が低くアマルタル国内でも治安がいい地域なのはなんという皮肉なのだろうか。
その軍系の気質故か、家の中でも上下関係の規律が厳しく当主の権力が強い。
当然のことながら歴代当主は女性当主であり、今代も同様とのこと。
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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2022年10月16日 22時