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【性格】
多くの人は彼女と初めて出会った際、「穏やかで心優しい」といった印象を持つだろう。事実彼女は常に穏やかな調子を保っており、声を荒げるなどといったことは滅多にない。未だ学生の身でありながら既に大人の落ち着きというものを身に着けている。年上の包容力というものを持った存在であり、彼女と話している際は姉や母親と接しているのような安心感というものを覚える。
平民から成り上がるために泥水を啜って生きてきただけあり、その芯の強さは相当なもの。何が起きても動じることのない強い精神の持ち主であり、予想外の事態などにも戸惑うことなく冷静に対処することができる。例え自分の生命に危機が訪れるようなことがあろうともいつも通りの調子で笑っていられるような、そんな人物。
また、特進クラスに在籍することからもわかる通り座学・実技の両方面において極めて優秀なスペックの持ち主。特に座学においては、平民の出であるにもかかわらず幼少期から高度な教育を受けてきた貴族たちに負けずとも劣らない高い成績を叩き出している。これはひとえに彼女のたゆまぬ努力のなせるものであり、天才などという薄っぺらい言葉で片付けられるようなものではない。
円卓騎士団第五席の肩書が示す通り規則にはかなり厳しく、違反行為をした生徒に対しては「躾」「お仕置き」と称して鞭で打つという過激な罰則を好む。お気に入りは乗馬鞭。口頭では軽い注意程度で済ませているだけに、その後にこのように過激な罰則が待っているとは想像し難く、毎年彼女の罰則を初めて受ける新入生などはあまりの温度差に目を白黒させている様子。更にはその罰則の宣言から遂行までを普段と一切変わらない穏やかな調子と笑顔のままで執り行うため、罰則を受けたものに強い恐怖を植え付けることとなる。男女問わず同じ罰則を採用しているなど女尊男卑の考えにはそこまで厳しくないように感じられるが、ある特定の男子生徒に対しては鞭打ち以上に過激な行為を繰り返しているあたり全く根付いていないというわけではない様子。
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作者名:白銀刹那 | 作成日時:2022年10月16日 21時